世界平和パゴダ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/19 16:28 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動概要
北九州市門司区の門司港は、第二次世界大戦中、200万人を超す将兵をビルマ(当時)を含む南方の戦線、あるいは大陸の戦地へと送り出した地である[3][4]。
1958年(昭和33年)、第二次世界大戦時の戦没者の慰霊を行うに相応しい場所として、ビルマ仏教会の拠出金と日本国内の寄付金でパゴダを当地に建立した。 パゴダには、現在もミャンマー仏教会から派遣された僧侶が常住し、戦没者の慰霊に加え、日本とビルマ(現ミャンマー)との親善、仏教交流、世界平和を祈っている。
ミャンマー(旧ビルマ)の首都ヤンゴン(旧ラングーン)にある、同名の「世界平和パゴダ」とよく似ており、参考に建設したものと考えられる。
日本テーラワーダ仏教協会の初代会長 鈴木一生、高野山大学文学部教授 井上ウィマラらは、この世界平和パゴダで修行をしている。[5]
文化庁が認定する日本遺産「関門“ノスタルジック”海峡」の構成文化財に選定されている。[6]
国の文化審議会は、2020年7月に「世界平和パゴダ」を国の登録有形文化財とするよう文部科学大臣に答申した。[7]
基礎データ
- 開館時間 6:00~18:00(閉門)
交通
周辺
関連項目
外部リンク
座標: 北緯33度57分16.7秒 東経130度58分14.7秒 / 北緯33.954639度 東経130.970750度
- ^ “門司港を見守るように立つビルマ様式の寺院「世界平和パゴダ」”. 西日本リビング新聞社. 2017年9月26日閲覧。
- ^ “NHKふるさと探訪”. NHK. 2017年9月28日閲覧。
- ^ “ふくおか探索 北九州・門司 ミャンマー式寺院「世界平和パゴダ」 出征の港から「ビルマ」慰霊”. 毎日新聞. 2017年9月28日閲覧。
- ^ “門司港にあった「日本の玄関口」が、現代によみがえる!”. トラベルjp<たびねす>. 2017年9月26日閲覧。
- ^ “高野山大学 井上ウィマラ教授”. 高野山大学. 2017年9月26日閲覧。
- ^ “日本遺産「関門“ノスタルジック”海峡」について”. 北九州市. 2017年9月28日閲覧。
- ^ “北九州の世界平和パゴダ ミャンマー人僧侶が365日欠かさない安寧の祈り”. 読売新聞西部本社. 2020年9月14日閲覧。
- 1 世界平和パゴダとは
- 2 世界平和パゴダの概要
- 世界平和パゴダのページへのリンク