マイク・ペルフリー
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ツインズでの現役時代(2015年8月23日) | |
基本情報 | |
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国籍 | アメリカ合衆国 |
出身地 | オハイオ州ライト・パターソン空軍基地 |
生年月日 | 1984年1月14日(37歳) |
身長 体重 |
6' 7" =約200.7 cm 250 lb =約113.4 kg |
選手情報 | |
投球・打席 | 右投右打 |
ポジション | 投手 |
プロ入り | 2005年 MLBドラフト1巡目 |
初出場 | 2006年7月8日 |
最終出場 | 2017年9月29日 |
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度) | |
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この表について
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経歴
プロ入り前
2002年のMLBドラフト15巡目(全体434位)でタンパベイ・デビルレイズ(現:レイズ)からで指名されたが、契約せずにウィチタ州立大学へ進学。
プロ入りとメッツ時代
2005年のMLBドラフト1巡目(全体9位)でニューヨーク・メッツから指名され、契約金350万ドル、4年総額530万ドルのメジャー契約で入団[2]。
2006年7月7日にメジャー昇格を果たし、故障者リスト入りしたペドロ・マルティネスに代わり先発ローテーション入り[3]。翌8日のフロリダ・マーリンズ戦でメジャーデビューを果たし、5回を3失点(自責点2)に抑え、メジャー初勝利を記録した。しかし、8月2日にAAA級ノーフォーク・タイズへ降格[4]。その後はメジャーに昇格することなくシーズンを終え、メジャーでは4試合の登板で2勝1敗・防御率5.48を記録。2007年はA+級セントルーシー・メッツで開幕を迎えたが、4月13日にメジャー昇格を果たした[5]。しかし、ペルフリーは7月6日にかけて7連敗を喫し、シーズン初勝利は9月1日のセントルイス・カージナルス戦だった。
2008年は先発ローテーション入りを果たし、32試合に登板で13勝11敗・防御率3.72を記録。
2009年は31先発・184.1イニングはチーム最多となったが、先発・投球回数を含め、防御率5.03・10勝12敗は前年より悪化した。
2010年は、キャリアハイの15勝を記録した。
2012年は5月にトミー・ジョン手術を受け、3試合の登板に終わった。オフにノンテンダーFAになった。
ツインズ時代
2012年12月20日に年俸400万ドルと出来高150万ドルの1年契約でミネソタ・ツインズに移籍した[6]。
2013年は前年に受けたトミー・ジョン手術の影響が残り、序盤戦は炎上したが (4月の防御率は7.66) 、7月と8月は月間防御率3.00台を記録し、復活[7]。しかし、序盤で打ち込まれた事が響き、シーズン通算では防御率5.19・5勝13敗という成績に終わった。10月31日にFAとなったが、12月14日にツインズと2年総額1100万ドルで契約に合意したことを報道され[8]、12月24日に球団が発表した[9]。
2014年、複数年契約1年目のシーズンだったが、5試合で防御率7.99、勝ち星がつかずに3敗を喫するなど、前年の4月にもまして大炎上した。
2015年は復活し、先発ローテーションに入って30試合に投げた。6勝11敗・防御率4.26という成績を残したほか、ア・リーグ1位の被本塁打率0.60を記録した。同年11月2日にFAとなった[10]。
タイガース時代
2015年12月6日にデトロイト・タイガースと2年1600万ドルで契約を結んだ[11]。
2016年は24試合に登板し、2試合だけはリリーフ登板だった。4勝11敗・防御率5.07という成績に終わり、2011年以降断続的に続く負け越し渦から脱せなかった。
ホワイトソックス時代
2017年4月5日にシカゴ・ホワイトソックスとマイナー契約を結んだと報道され[13]、8日に正式契約した[14]。4月22日にメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りし、クリーブランド・インディアンス戦で先発したが、4.1回を4失点で敗戦投手となった[15]。この年は34試合(先発21試合)に登板して3勝12敗・防御率5.93・79奪三振の成績を残した。オフの11月2日にFAとなった[16]。
引退後
2018年2月に引退を表明し、今後はニューマン大学のコーチを務める[17]。
投球スタイル
シンカー系の速球を武器に打たせて捕るタイプのグラウンドボールピッチャー[18]で、2015年にはリーグ1位となる29併殺を記録した。マウンドで指を何度も舐めることで知られ、1試合に89回も舐めたという珍妙な記録を持つ[19]。
- ^ Sox Players Weekend nicknames explained MLB.com (英語) (2017年8月24日) 2017年8月30日閲覧
- ^ Bryan Hoch (2006年1月10日). “Mets sign first-round pick Pelfrey” (英語). MLB.com. 2015年12月8日閲覧。
- ^ Chris Girandola (2006年7月8日). “Pelfrey may earn another start” (英語). MLB.com. 2015年12月8日閲覧。
- ^ “Mets recall LHP Royce Ring; Option RHP Mike Pelfrey to Norfolk” (英語) (プレスリリース), MLB.com (New York Mets), (2006年8月2日) 2015年12月8日閲覧。
- ^ Anthony DiComo (2007年4月13日). “Milledge sent to Minors” (英語). MLB.com. 2015年12月8日閲覧。
- ^ Daniel Seco (2012年12月20日). “Twins Sign Mike Pelfrey”. MLB Trade Rumors. 2015年12月8日閲覧。
- ^ 友成那智、村上雅則『メジャーリーグ・完全データ選手名鑑2014』廣済堂出版、2014年、163頁。ISBN 978-4-331-51809-0。
- ^ Rhett Bollinger (2013年12月14日). “Twins, Pelfrey expected to sign two-year deal” (英語). MLB.com. 2015年12月8日閲覧。
- ^ “Twins sign Pelfrey and Suzuki” (英語) (プレスリリース), MLB.com (Minnesota Twins), (2013年12月23日) 2015年12月8日閲覧。
- ^ “Transactions | twinsbaseball.com” (英語). MLB.com (2015年11月2日). 2015年12月8日閲覧。
- ^ Jason Beck (2015年12月6日). “Avila: Tigers see 'comeback potential' in Pelfrey”. MLB.com. 2015年12月8日閲覧。
- ^ Jason Beck (2017年3月30日). “Tigers part ways with Pelf, releasing veteran” (英語). MLB.com 2017年3月31日閲覧。
- ^ Oliver Macklin (2017年4月5日). “White Sox reportedly sign righty Pelfrey” (英語). MLB.com 2017年4月17日閲覧。
- ^ MLB公式プロフィール参照。2017年4月17日閲覧。
- ^ Carrasco dominates, Indians blank White Sox again
- ^ Key free agents for all 30 MLB teams MLB.com (英語) (2017年11月5日) 2017年12月30日閲覧
- ^ “DII baseball: MLB veteran pitcher Mike Pelfrey comes home to coach at Newmanauthor=Wayne Cavadi” (英語). NCAA.com (2018年2月8日). 2018年3月16日閲覧。
- ^ 「デトロイト・タイガース」『2016MLB選手名鑑全30球団コンプリートガイド』 日本スポーツ企画出版社 38頁
- ^ 友成那智、村上雅則『メジャーリーグ・完全データ選手名鑑2016』廣済堂出版、2016年、169頁。ISBN 978-4-331-52002-4。
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- 3 詳細情報
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