ホンダ・CB1100R 車両解説

ホンダ・CB1100R

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/07 01:22 UTC 版)

車両解説

モデルイヤーコードはCB1100RB(1981年)・CB1100RC(1982年)・CB1100RD(1983年)。型式名はRBがSC05、RCとRDがSC08。RBは1,050台、RCとRDはそれぞれ1,500台がヨーロッパおよびオーストラリアでのホモロゲーションをクリアするために製造販売された。

排気量1,062 ccの空冷4ストローク4バルブDOHC4気筒エンジンを搭載し、1981年モデルは最高出力115 hp (86 kW)@9000 rpm[1]をマークする。

車名のRはレーシングバージョンを意味しており、実際に装備されるパーツもART製鍛造ピストン・強化プライマリーチェーン・簡単に脱着でき極限まで小型化されたジェネレータ・当時では珍しいクリップオンハンドルのほか、車体もCB900Fではエンジンの脱着を容易にするためにダウンチューブが一部ボルトオン構造となっていたフレームを強度を優先するために一体化し、軽量化の観点からFRP製カウリングや容量26の燃料タンクはアルミ製。生産作業も手組みとされた。

1981年モデルはノンカウルのRB-Iとハーフカウルを装着するRB-IIがありシングルシート仕様であったがRCからはフルカウル・アルミ製燃料タンク・後部シートが装着された。1982年モデルと1983年型モデルでは、主に塗装が白の部分をパールホワイトに、赤と青の部分をメタリックに、アッパーカウルをレースレギュレーションに合わせ前後長を短縮・スイングアームならびにフロントフォークを変更した。1983年にはCB900FとCB1100Rが統合したCB1100Fを発売した。


注釈

  1. ^ CB750Fの5倍近い価格設定であった。

出典

  1. ^ a b Brown, Roland (2005), The ultimate history of fast motorcycles, Bath, England: Parragon, p. 170–171, ISBN 1-4054-5466-0 


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