ブルノニア属 ブルノニア属の概要

ブルノニア属

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2014/04/06 23:49 UTC 版)

ブルノニア属
分類
: 植物界 Plantae
階級なし : 被子植物 angiosperms
階級なし : 真正双子葉類 eudicots
: キク目 Asterales
: クサトベラ科 Goodeniaceae
: Brunonia
学名
Brunonia
Sm. ex R. Br.
タイプ種
Brunonia australis
Sm. ex R. Br.

葉は長さ10cm程度で、根元から伸びる。春に開花し、花は半球状の塊となって50cmほどの茎の頂部に咲く。

分類

マシュー・フリンダースが率いるHMS Investigator の1801–02年の探検航海で、ロバート・ブラウンによって採取され、1810年に記載された。様々な植物との類似点があったため、その上位分類は最近まで未確定のままだった[1]Brunonia という名はブラウンへの献名である。これは、BrowneaPatrick Browneへの献名としてマメ科の植物に命名されていたため、響きの近い言葉を採用したものである[1]

1810年2月、ジェームズ・エドワード・スミスは、正式な記載をLinnean Society of Londonに提出した。この中では Brunonia australisBrunonia sericeaの2種が記載されていた。その年の終わりに、ブラウンはこの名を自身の著書Prodromus florae Novae Hollandiae において使用した。だが、スミスの記載は1811年まで発表されなかったため、属の命名者はブラウンとなった。この結果、ブラウンは意図せずして、自分自身の名を植物に命名しない、という暗黙の了解を破ってしまったことになる[2]

1907年に B. sericeaB. australis の変種とされ、1992年に B. australis のシノニムとされた。他にも数種が提唱されているが、現在では全て B. australis とされている。

栽培

種子からの発芽、株分けのどちらの方法でも容易に殖やすことができる。

脚注

外部リンク


  1. ^ a b Smith, James Edward (1811). “An Account of a new Genus of New Holland Plants named Brunonia”. Transactions of the Linnean Society of London X: 365–370. 
  2. ^ Mabberley, David (1985). Jupiter Botanicus: Robert Brown of the Britush Museum. Lubrecht and Cramer. ISBN 3-7682-1408-7. 


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