バールーフ・デ・スピノザ 著書

バールーフ・デ・スピノザ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/01 10:34 UTC 版)

著書

  • 1660 - 『神・人間及び人間の幸福に関する短論文』Korte Verhandeling van God, de mensch en deszelvs welstand
  • 1662 - 『知性改善論』Tractatus de Intellectus Emendatione
  • 1663 - 『デカルトの哲学原理』Principia philosophiae cartesianae
  • 1663 - 『形而上学的思想』Cogitata metaphysica
  • 1670 - 『神学・政治論』Tractatus Theologico-Politicus
  • 1675~1676 - 『国家論』Tractatus Politicus
  • 1677 - 『エチカ』(『倫理学』)Ethica(Ethica, ordine geometrico demonstrata)
  • 1677 - 『ヘブライ語文法綱要』Compendium grammatices linguae hebraeae

主な日本語訳

  • 『エチカ 倫理学』 畠中尚志訳、岩波文庫(上下、改訳版)、重版多数、ワイド版2006年
  • 『エティカ』工藤喜作、斎藤博訳、中央公論新社中公クラシックス〉、2007年
  • 『国家論』 畠中尚志訳、岩波文庫、1988年ほか度々復刊
  • 『知性改善論』 畠中尚志訳、岩波文庫、1992年ほか度々復刊
  • 『神・人間及び人間の幸福に関する短論文』 畠中尚志訳、岩波文庫、1944年、度々復刊
  • 『神学・政治論 聖書の批判と言論の自由』 畠中尚志訳、岩波文庫(上下)、度々復刊
  • 『スピノザ往復書簡集』 畠中尚志訳、岩波文庫、1958年、度々復刊
  • 『デカルトの哲学原理 附 形而上学的思想』 畠中尚志訳、岩波文庫、1959年、1995年ほか度々復刊
  • 『神学・政治論』 吉田量彦訳、光文社古典新訳文庫(上下)、2014年
  • 『知性改善論』 秋保亘訳、講談社学術文庫、2023年12月
  • 『知性改善論 神、人間とそのさいわいについての短論文』 佐藤一郎訳、みすず書房、2018年
  • 『スピノザ エチカ抄』 佐藤一郎編訳、みすず書房、2007年、新装版2018年
  • 『スピノザ全集』全6巻・別巻1、岩波書店上野修鈴木泉ほか編、2022年12月より刊行
  1. デカルトの哲学原理 形而上学的思想
  2. 神学政治論 ※(各・未刊)
  3. エチカ
  4. 知性改善論 政治論 ヘブライ語文法綱要 ※
  5. 神、そして人間とその幸福についての短論文
  6. 往復書簡集 ※
別巻 資料集 総索引 ※

注釈

  1. ^ ヨハン・デ・ウィットは優れた政治家だったが、他者への理解や同情心がなく庶民を軽蔑したため人気がなく、その不満が仏蘭戦争の時期に高まっていた[5]
  2. ^ エチカという題名からも読みとれるが、スピノザは倫理学を重視していた
  3. ^ スピノザによれば、実体とは、自らにおいて存在し、自らにおいて考えられるものを意味する。
  4. ^ ある実有が自己の力によって存在するということは、完全性からのみ生じえる[10]
  5. ^ 様態とは、その本質に存在が属していないもの、あるいは他によって存在し、他によって考えられるものを意味する
  6. ^ デカルト情念論』に代表される
  7. ^ しかし、これは多くの(キリスト教・ユダヤ教問わず)神学者・信仰者の反発を買ってしまった。

出典

  1. ^ Benedict de Spinoza Dutch-Jewish philosopher Encyclopædia Britannica
  2. ^ 「知の教科書 スピノザ」、チャールズ・ジャレット著、石垣憲一訳、2015年、講談社選書メチエ、p16
  3. ^ a b c d e 「知の教科書 スピノザ」、チャールズ・ジャレット著、石垣憲一訳、2015年、講談社選書メチエ、p20
  4. ^ フランソワ・トレモリエール、カトリーヌ・リシ編者、樺山紘一日本語版監修『ラルース 図説 世界史人物百科』Ⅰ 古代ー中世 原書房 2004年 333ページ
  5. ^ 桜田美津夫著『物語 オランダの歴史 - 大航海時代から「寛容」国家の現代まで』中公新書 2017年 106ページ
  6. ^ 桜田美津夫著『物語 オランダの歴史 - 大航海時代から「寛容」国家の現代まで』中公新書 2017年 105-106ページ
  7. ^ フランソワ・トレモリエール、カトリーヌ・リシ編者、樺山紘一日本語版監修『ラルース 図説 世界史人物百科』Ⅰ 古代ー中世 原書房 2004年 334ページ
  8. ^ スピノザの生涯と精神. 学樹書院 
  9. ^ 小論理学準備概念50
  10. ^ a b 書簡35
  11. ^ 1定理17系
  12. ^ 1定理18
  13. ^ 『エチカ』第2部定理13
  14. ^ 1定理14
  15. ^ 書簡64
  16. ^ 書簡32
  17. ^ 書簡2
  18. ^ 2定理49備考
  19. ^ 書簡37
  20. ^ 5定理30
  21. ^ 2定理45備考
  22. ^ 1定理34
  23. ^ エチカ結語
  24. ^ エチカ4定理37備考1
  25. ^ 神学政治論第20章
  26. ^ ヨハネ2:19、マタイ26:61、マルコ14:58
  27. ^ 書簡75
  28. ^ エチカ5定理42
  29. ^ 書簡43
  30. ^ 『果てしなき探求――知的自伝』岩波現代文庫, 2005年、上巻、26頁
  31. ^ 同書[要ページ番号]






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