バービカン駅 バービカン駅の概要

バービカン駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/02/14 04:15 UTC 版)

バービカン駅
Barbican station
バービカン駅の出入り口
バービカン駅
セントラル・ロンドンの地図上でのバービカン駅の位置
所在地 バービカン英語版
行政区 シティ・オブ・ロンドン
運営 ロンドン地下鉄
路線 サークル線
ハマースミス&シティー線
メトロポリタン線
駅構造 掘割駅
駅コード ZBB
ホーム数 4(2本使用中)
ゾーン 1
歴史
1865年12月23日 アルダーズゲート・ストリート駅として開業[1][2]
1910年11月1日 アルダーズゲート駅に改名[1][2]
1924年10月24日 アルダーズゲート・アンド・バービカン駅に改名[1][2]
1968年12月1日 現在の駅名に改名[1][2][3]
その他
外部リンク
WGS84 北緯51度31分13秒 西経0度05分52秒 / 北緯51.5202度 西経0.0977度 / 51.5202; -0.0977座標: 北緯51度31分13秒 西経0度05分52秒 / 北緯51.5202度 西経0.0977度 / 51.5202; -0.0977
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バービカン駅(列車はサークル線列車)
西側から見たバービカン駅。右下の拡大画像はかつての天蓋の支持構造物(本文内記述)。

ロンドン地下鉄はサークル線ハマースミス&シティ線メトロポリタン線の列車が発着する。

また、ナショナル・レールはテムズリンク(列車を運行するのはファースト・キャピタル・コネクト)のムーアゲート支線の列車が発着していたが、2009年3月に廃止された。

概要

この駅は東西に伸びる掘割のなかにある、掘割駅。地下鉄とテムズリンクのそれぞれ複線が併走する場所にあり、4本の線路の外側にひとつずつのホームと中央に内側2線が発着する島式ホーム1面がある、3面4線の構造(ただしうち南端の1面は上述のように閉鎖)。

駅の両端はcut-and-cover tunnelになっている。写真において現代の出入口はアルダーズゲート・ストリートから、1990年代のビルを通じて、駅のホームの東端につながるとても古い歩道橋まで、アクセスが与えられているのが見える。北側は、チャーターハウス・ストリート英語版およびチャーターハウス・スクエア英語版に面した駅舎の裏側である。南側は、Long Laneに面した駅舎の裏側である。西側は、Hayne Streetである。

掘割には、いくらかの短い天蓋がはあるが、基本的にはほとんど天蓋がない。かつては4番線まであるホーム全てにガラスの天蓋が覆っていた(1950年代に撤去された)が、現在もそれを支えるための支持構造物の遺構が残っている(写真の拡大部分参照)。

中央の島式ホームの西端には使用されていない信号扱所がある。また、ホームの西端からはスミスフィールド・ミート・マーケットの下を通過する複合トンネルの始まりになっている。ひと頃は市場への家畜は鉄道により運ばれており、市場の下には大きな貨物操車場があった。

歴史

この駅は最初の開業時には、駅が位置する通り英語版の名から「アルダーズゲート・ストリート (Aldersgate Street) 駅(もしくはオルダーズゲート・ストリート)」と呼ばれていた。その後、現在の駅名になるまでに「アルダーズゲート (Aldersgate) 駅」、さらに「アルダーズゲート・アンド・バービカン (Aldersgate and Barbican) 駅」と変えられている。

長い間「This was Shakespeare's House(ここがシェークスピアズ・ハウス)」という示す標識を掲げていたアルダーズゲート・ストリート134番地にあった初期の駅からは移転している[4]。駅舎はフォーチュン座にとても近かったが、シェークスピアがここに住んでいたということを示す現存する証拠はない(1598年の補助金の公文書には不動産の所有者として「William Shakespeare」の名が見られるが、それが劇作家であることを示すものがない)。

1914年4月14日 、この駅の洗面所で7歳のMargaret Nallyの遺体が、性的暴行を受け、布が彼女の喉まで押し込められた状態で見つかった[5]

駅員により作られた、文章と写真を含むこの駅の歴史についての展示が、主要な出入口通路の南側の、柵の内側にある。




  1. ^ a b c d Butt (1995), page 14
  2. ^ a b c d Hywel, Williams (2004年). “Renamed Stations”. Underground History. 2015年5月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年5月1日閲覧。
  3. ^ Butt (1995), page 26
  4. ^ Winter, William (1910). Seeing Europe with Famous Authors: Literary Shrines of London. London: Moffat, Yard & Co. http://www.publishingcentral.com/library/europe-with-authors-1_16.html. 
  5. ^ A Time Line for Policing the Railways”. 2006年9月29日時点のオリジナルよりアーカイブ。2007年10月20日閲覧。
  6. ^ Crossrail: Farringdon


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