トルクレンチ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/24 07:13 UTC 版)
取扱い
トルクレンチは使用される場所の性質上、乱雑に扱われる場合がある。使用している者が気づかないうちに、トルクレンチの精度が狂ってしまうと、いくらトルクレンチを使用して締め付けを行っても無意味である。トルクレンチに打撃や衝撃を与えない、加熱や凍結を避ける、内部に水気やチリゴミを侵入させない、メーカー指定以外の注油は行わない等のほか、使用後の保管にも注意を要する。また、定期的にトルクレンチの点検・校正を行うことも、精度を維持する上では欠かせない。
トルクレンチには使用トルクの範囲が定められており、使用トルクを超えて使用すると破損につながる。また、右専用のものを左方向へ緩めるために使用すると、精度に悪影響があるとされるが、少なくとも全ての製品に適用されるものではなく、製造企業による使い方の説明に「測定できない」とのみ書かれたもの[4]もある。
主なメーカー
- TONE(トネ) - 日本
- ゲドーレ(GEDORE) - ドイツ
- 信濃機販(SI) - 日本
- 京都機械工具(KTC) - 日本
- シーディーアイ(CDI) - アメリカ,(Snap-onグループ)
- スタビレー(STAHLWILLE) - ドイツ
- スナップオン(Snap-on) - アメリカ
- 東日製作所(TOHNICHI) - 日本
- トルクリーダー(Toruqueleader) - イギリス
- 中村製作所(KANON) - 日本
- ノーバー(Norbar) - イギリス
- ハゼット(HAZET) - ドイツ
- ブリツール(BRITOOL) - イギリス
- リッチモント(Sturtevant Richmont) - アメリカ
- プロクソン(PROXXON) - ドイツ
- アドレック(Adrec) - 日本
- ^ 自動車であれば、自動車メーカーの生産ラインや完成検査ライン、PDIセンター、自動車ディーラー、町の自動車整備工場、カー用品店など。
- ^ 東日製作所・よくある質問
- ^ 東日製作所・よくある質問
- ^ 東日製作所・よくある質問
トルクレンチと同じ種類の言葉
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