タック・ルール・ゲーム その他

タック・ルール・ゲーム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/04 09:36 UTC 版)

その他

ペイトリオッツは翌シーズンからジレット・スタジアムへ移転することが決まっており、また次のラウンドがAFC第1シードのピッツバーグ・スティーラーズとの対戦だったため、この試合はフォックスボロ・スタジアムの最後の試合となった。現在、フィールドはすで解体され跡地はジレット・スタジアムの駐車場となっているが、ビナティエリが45ヤードの同点FGを蹴った位置(ホールダーのケン・ウォルターがボールをホールドした位置)には、"35 YARD LiNE"という文字と共にラインが引かれている。ビナティエリはこの試合を経て出場した第36回スーパーボウルでも試合終了と共に48ヤードのゲームウイニングFGを決めているが、どちらのキックの方がプレッシャーが大きかったかとの問いに、タック・ルール・ゲームでのFGだと答えている。理由として、スーパーボウルでは外しても試合は同点であったがこの試合では外せばシーズンが終わるという状況であったこと、スーパーボウルではドーム球場であったがこの試合では大雪の中でありフィールドコンディションが非常に悪かったことなどをあげている。またスーパーボウルでは蹴った瞬間に喜びを爆発させたが、タック・ルール・ゲームでは「決まるか外れるかは五分五分だと感じたね。でもキックは伸びて、伸びて、そして決まったんだ。」と語っている。悪天候の中、外せば終わりという状況下で決まったこのキックは、しばしばNFL史上最高のキックとして挙げられることがある[8]

状況こそ違うが、レイダースのKセバスチャン・ジャニコウスキも悪天候の中45ヤード、さらに38ヤードのFGを決めている。




  1. ^ a b c Tuck Rule Hard to Grasp Washington Post.
  2. ^ Tuckには裾などをたくしあげる、物を小さい場所に押し込むという意味があるが、ここでは"he is attempting to tuck it back toward his body"「ボールを自分の体に向かって引き戻そうとしている」、"player has tucked the ball into his body"「ボールを体に引きこんだ(押し込んだ)」という意味合い。
  3. ^ Teams of the decade”. NFL (2010年2月5日). 2010年5月20日閲覧。
  4. ^ ESPN 25 - 48: 'Tuck' play spurs Patriots to OT playoff win”. 2009年11月28日閲覧。
  5. ^ Top 10 games of the decade”. NFL. 2010年8月5日閲覧。
  6. ^ Top-10-controversial-calls”. 2010年8月3日閲覧。
  7. ^ Still painful after all these years; 1976 playoff loss gnaws at”. 2010年8月2日閲覧。
  8. ^ Greatest kicks of all-time” (2007年8月3日). 2010年8月1日閲覧。





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