スーパーフリー事件
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代表者のその後
東京拘置所に収監された代表者は暇を持て余して別の被収監者と文通しており、その文面の一部が週刊誌に報道された[34]。代表者は
彼女はいません。欲しいと思ったこともありませんね。私はセックスは好きですが女は嫌いなんです。
などとと語っていたという。
代表者は千葉刑務所で懲役刑に服した。雑居房では10人の受刑者で共同生活を行ったが、代表者に絡む受刑者は滅多におらず、イジメも全くなかった。服役中はまず印刷工場に7年勤め、次に炊事工場に5年勤めた。空いた時間は勉学に打ち込み、千葉刑務所で取れる簿記一級などの資格はすべて取得し、刑期後半には山口刑務所で職業訓練を受けて2級ボイラー技士免許や「簡単なワードやエクセルの資格」を取得したという。歴史書を大量に読むこともでき、史学科に行こうと思っていた高校時代の夢をかなえたような気持ちになった。母親とは月1回程度手紙をやり取りしていたが、その手紙で父親が暴行事件の被害者となったことを知って腹を立てたことがあり、その時に輪姦被害者の感情に気づいたという。出所前には6ヶ月間の再犯防止プログラムを山形刑務所で受けた。2018年6月29日に刑期を終え満期出所した。服役中の就労支援が縁で、出所2日前に決まった週休1日の仕事に現在は就いている。仕事上では別名を名乗っている[2]。
2019年2月14日に週刊新潮において7ページの手記を発表し、自らの半生や犯行動機について記述した[2][16]。1対1のセックスから輪姦に移行した理由は、セックスできる女性を自分だけが独占するのは悪いという感覚があったためとした。また、輪姦を行う前は美人でない女性でも大切にしようと思っていたが、犯行後は性欲のはけ口としか思わなくなり、周りの女性を「バカ短大」と見下していたとした。また、被害者に賠償金を払いたい旨を手記で表明した。出所したら息子を殺すとマスコミに語っていた父親と連絡を取るのは気が重いという。
- ^ a b c d 『Rape Club: Japan's most controversial college society』ABC Australia作成、Journeyman Pictures配給、2008年1月21日 。2019年3月3日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k l m n 【独占手記】刑期を終えた「スーフリ事件」主犯 週刊新潮(2019年2月21日号) 2019年2月18日閲覧。記事は次のウェブサイトで公開中: https://www.dailyshincho.jp/article/2019/02240800/ https://www.dailyshincho.jp/article/2019/02250800/ https://www.dailyshincho.jp/article/2019/02260800/
- ^ 【exciteニュース】スーフリ事件の「和田サン」手記報道 被害者が語る卑劣な手口と“素顔”のギャップ2019年02月18日
- ^ a b c 髙良沙哉 (2009年3月31日). “集団強姦罪の制定過程における「性的自由」論議(沖縄大学法経学部紀要)”. 2019年5月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年5月11日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i 東京地裁における主犯への判決文(平成16年11月2日判決)
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v 小野登志郎『ドリーム・キャンパス―スーパーフリーの「帝国」』太田出版 (2004/07)
- ^ a b c d サンデー毎日 2003年7月13日号 "総力取材 重大事件「 書かれざる全真相 」 メンバーが本誌に明かした「 強姦 」 までの全手口 早大「 レイプサークル 」 5人逮捕 被害続々"
- ^ “スーフリ代表、2審も懲役14年”. ライブドアニュース (2005年6月2日). 2019年5月11日閲覧。
- ^ スーパーフリーの機関紙には第13代と記載しているものもある
- ^ a b 第56回公判 2004年6月4日金曜日13:30(第104号法廷)
- ^ a b c d e f 週刊ポスト 2003年7月11日号 "「 グラビアと特集 」 徹底追及15ページ ふざけるな!お前ら世の中をナメるなよ! 早大「 レイプサークル 」 スーパーフリー幹部が全告白 「 俺たちの帝国はヤリたい放題だった 」 "
- ^ a b 週刊文春 2003年7月3日号 "総力取材 堕ちた「 都の西北 」 「 早大レイプサークル 親の顔が見たい 被害者数百人 」"
- ^ a b 週刊文春 2003年9月25日号 "初公判 早大レイプサークル 元幹部の懺悔告白"
- ^ a b c 第17回公判 2004年2月24日火曜日14:30(第528号法廷)
- ^ 2003年7月7日月曜日 週刊ポスト( 2003年7月18日号 )早大サークル集団レイプ事件第2弾 戦慄の「 レイプマニュアル 」 を入手 口封じの「 暴行写真 」 とはあまりにもむごい!
- ^ a b c d “被害者が語る卑劣な手口と“素顔”のギャップ”. リアルライブ (2019年2月18日). 2019年5月10日閲覧。
- ^ a b “〈スーフリ事件当事者の獄中独占手記〉スーパーフリー事件 僕を襲った「黒幕」報道”. 創 35(4): 96-106. (2005) .
- ^ a b “大反響の元幹部手記第2弾! スーパーフリー事件 僕はこうして裁かれた”. 創 35(5): 62-73. (2005) .
- ^ a b “№2とされた男の獄中手記 第3弾!”. 創 35(7): 52-59 .
- ^ 解禁!暴露ナイト2013年6月13日放送分。テレビ東京番組サイトのアーカイブ
- ^ “あの「スーフリ」とはレベルが違う? 現役東大生の強制わいせつ事件で露呈した“ヤリサー”の幼稚化 - 社会 - ニュース”. 週プレNEWS[週刊プレイボーイのニュースサイト] (2016年6月7日). 2019年5月11日閲覧。
- ^ 第7回公判 2003年12月25日(木)13:30(第104号法廷)
- ^ a b 週刊文春 2003年8月14日・21日号 "慶応黒幕逮捕で怯える「 早大レイプサークル 」 の共犯者たち -被害届は約30件-"
- ^ “Zaiya.comがスーフリ育成”. www.geocities.co.jp. 2019年3月8日閲覧。
- ^ “iモードビジネスコンテスト2000、受賞作品が発表に”. k-tai.watch.impress.co.jp. 2019年3月8日閲覧。
- ^ “news&topics”. www.waseda.jp. 2019年2月24日閲覧。
- ^ 週刊文春 2007年9月27日号。
- ^ “「悪質タックル」問題で日大受験者1万人激減も 「早大『スーフリ事件』より深刻だ」専門家警告”. zakzak (2018年5月30日). 2019年5月11日閲覧。
- ^ “グーグル:事件と無関係…検索結果の削除求め男性が提訴”. 毎日jp (毎日新聞社). (2012年9月20日). オリジナルの2012年9月22日時点におけるアーカイブ。
- ^ “グーグルに表示差し止め命令 個人名の検索予測巡り 東京地裁、損害賠償も命じる”. 日本経済新聞 電子版 (日本経済新聞社). (2013年4月15日)
- ^ “名前検索の名誉毀損訴訟、米グーグル本社が控訴”. YOMIURI ONLINE (読売新聞社). (2013年6月14日). オリジナルの2013年6月25日時点におけるアーカイブ。
- ^ “「検索」単語の予測表示、名誉毀損認めず 東京地裁”. MSN産経ニュース (産経デジタル). (2013年5月30日). オリジナルの2013年5月31日時点におけるアーカイブ。
- ^ “グーグルに氏名入力で犯罪連想、名誉毀損でない”. YOMIURI ONLINE (読売新聞社). (2013年10月31日). オリジナルの2013年10月31日時点におけるアーカイブ。
- ^ 週刊アサヒ芸能 2013年8月8日号「短期集中連載(下)早稲田大「輪姦サークル」 「スーパーフリー事件」10年目の真実」
- ^ 「早大生の逮捕、同大学副総長が謝罪」『毎日新聞』2003年6月20日、朝刊。
- ^ “早稲田大学公認イベントサークル SUPER FREE へようこそ!”. web.archive.org (2003年6月19日). 2019年3月8日閲覧。
- ^ スーパーフリー機関紙「ドリキャン通信」(2002年4月28日号)
- ^ 久田将義 (2013年3月8日). “第13回 関東連合はなぜ巨大化していったのか?”. MSNドニッチ!. 2013年10月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。 Template:Cite webの呼び出しエラー:引数 accessdate は必須です。
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