スチュワートの定理 スチュワートの定理の概要

スチュワートの定理

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/12 07:01 UTC 版)

スチュワートの定理は、図における線分たちの長さの間の関係式を与える。

1746年にスコットランドの数学者マシュー・スチュワート英語版によって発表された[1]

定理

三角形の辺 BC, CA, AB の長さを a, b, c とする。辺 AB 上に点 M を取り、C との距離を d とする。AM, BM の長さを x, y とすると、以下の式が成り立つ。

M が辺の中点のとき、この式は中線定理の式に一致する。

証明

∠AMC=θ, ∠BMC=θ′ とおくと cos θ′ = cos(π-θ) = −cos θ である。

余弦定理より以下の式が成り立つ。

上の式に y をかけ、下の式に x をかけて和をとり、cos θ の項を消去する。


  1. ^ Some General Theorems of Considerable Use in the Higher Parts of Mathematics "Proposition II"


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