ジュブナイル (映画)
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スタッフ
- 監督・脚本・VFX:山崎貴
- 音楽:清水靖晃、川嶋可能
- オーケストレーション:岩崎琢、由宇あおい
- 撮影:柴崎幸三
- 照明:上田なりゆき
- 美術:上條安里
- 録音:宮内一男
- 編集:北澤良雄
- 助監督:佐野智樹、山口晃二、細川光信、砂川敦志、稲葉直也
- ステディカム:金子雪生
- テトラ造形・特殊造形:三木康次
- メカニカルギミック:倉橋正幸
- アクション監督:松井哲哉
- スタント&アクション:KINGS JAPAN
- VFX:白組、Motor/lieZ、IMAGICA、ROBOT
- タイトル・エンドロール:マリンポスト
- 配給:東宝
- 製作プロダクション:ROBOT
- 製作:ジュブナイル・プロジェクト(フジテレビジョン、メディアファクトリー、小学館、ジェイアール東日本企画、三井物産、白組、ROBOT)
主題歌
- 「JUVENILEのテーマ〜瞳の中のRAINBOW〜」、「アトムの子」
- 作詞・作曲・編曲・歌:山下達郎
- 2000年7月12日発売 MOON/WARNER MUSIC JAPAN WPCV-10033
小説版
監督自ら執筆のため、ストーリーはほとんどが映画と同じ。メディアファクトリー刊。
夏休みらしさを強調する新エピソードや、2000年~2020年の間の登場人物たちの動向を描いたエピソードが加筆されている。また、監督の気に入らなかった場面、やり直したかった場面などに反省点を踏まえて修正が加えられている。監督曰く、『ジュブナイル ver1.2』。なお、ボイド人と名乗るシーンがカットされており、祐介らは宇宙人の名前を知らないはずなのだが、ガンゲリオンの光をみて「ボイド人…?」と発言し、なぜか名前を知ってしまっているミスがある。
漫画版
作者は馬場民雄。基本的なストーリーは原作に即しているが、細部のストーリー展開、キャラクター設定などは大きく異なり、相違点が多い。小学館刊。
- 共通点
- テトラが2000年に来た目的と発見地点。
- 祐介と岬が2020年において結婚している。
- ボイド人が海を狙っているということ。
- ボイド人たちの能力、宇宙船のスペック。
- クライマックス。
- 相違点
- テトラを見つけたのは祐介1人のみ。
- 岬は転校生。
- シースナッチャーに光学迷彩が施されておらず、各種メディアで「太平洋上の謎の大ピラミッド」として大きく取り上げられている(なお、シースナッチャーは三角錐であり、ピラミッドは四角錐である)。
- 祐介の家がレストランでなく、普通の家庭。
- 木下範子が登場せず、ボイド人は岬に擬態する。
- 神崎は物理学者と電気屋の兼業ではなく、物理学者と廃品置場の管理人の兼業。
- ガンゲリオンはテトラに内蔵されているゲームのロボットでなく、ロボット対戦ゲーム『ラストレジェンド』のロボットと設定されている。
- 神崎から祐介にタイムマシン完成の報告とテトラ開発の依頼がされるシーンがカットされており、2000年~2020年の間のストーリーが分かりづらい。
- ガンゲリオンは神崎の廃品置場のジャンクを使って作られた。
- ガンゲリオンにバリアが装備されていない。
- ボイド人が海を狙う理由が変更され、「宇宙旅行で不足した水資源の補給のため」となっている。
- オーバーテクノロジー調査破壊班のボイド人が1人のみ。
- シースナッチャーの出現がテトラの出現より前。
- 2020年時点で岬が一児の母となっている。
- マザーシップに帰還出来た上陸部隊はオーバーテクノロジー調査破壊班のみ(シースナッチャーは映画と異なりすぐに崩壊したため、脱出したボイド人はいない)。
- マザーシップの進行方向が前後逆になっている。
その他に、ガンゲリオンがコマごとに形が違うというミスがある。
- ^ a b c d e 「「ジュブナイル」山崎貴監督インタビュー」『宇宙船YEAR BOOK 2001』朝日ソノラマ〈宇宙船別冊〉、2001年4月30日、69頁。雑誌コード:01844-04。
- ^ 2000年興行収入10億円以上番組 (PDF) - 日本映画製作者連盟
- ^ a b c d e f g h i 『ザ・メイキング・オブ・ジュブナイル』メディアファクトリー(2000/07発売)
- ^ 尾崎一男(取材・文)「『ゴーストブック おばけずかん』山崎貴監督に訊け!!」『フィギュア王』No.294、ワールドフォトプレス、2022年8月30日、149頁、ISBN 978-4-8465-3276-5。
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