ジェラルド・R・フォード 1980年の大統領選挙

ジェラルド・R・フォード

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/03 03:18 UTC 版)

1980年の大統領選挙

1980年の大統領選挙では、共和党全国大会においてフォードは大統領候補のロナルド・レーガンの下の副大統領候補として指名されることになっていた。しかし、フォード側が大統領権限の分担、つまり実質的な共同大統領とすることを要求したため[9]、副大統領候補の指名決定日にレーガンは考えを変更し、後に大統領となったジョージ・H・W・ブッシュを選んだ。

栄誉

ジェラルド・R・フォード (空母)

フォードはウォーターゲート事件後の国家再建努力で、1999年にビル・クリントン大統領によって自由勲章を与えられた。ミシガン州グランドラピッズジェラルド・R・フォード国際空港英語版はフォードにちなんで命名された。また合衆国海軍は、2016年ごろに就役を予定している次世代型原子力空母ジェラルド・R・フォード級航空母艦の1番艦にジェラルド・R・フォードの名を冠することを決定した。フォードの功績の記録や個人的資料を集めた大統領図書館アナーバーに、大統領博物館がグランドラピッズにある。

フォードは2006年11月12日にレーガンの93歳120日の記録を抜き、アメリカ合衆国大統領経験者としては当時歴代最長寿となり、2006年12月26日に死去したため、記録は93歳165日となった。その後、2017年11月25日に歴代最長寿記録をジョージ・H・W・ブッシュに抜かれ、2018年3月16日にはジミー・カーターもフォードの没年齢を超えたため、2020年8月時点では3番目に長寿の大統領経験者となる。

2007年1月2日(現地時間)にワシントン大聖堂で国葬が行われた。ジョージ・W・ブッシュ大統領、ビル・クリントン前大統領、ジョージ・H・W・ブッシュ元大統領、ジミー・カーター元大統領などが参列した。1月3日、故郷グランドラピッズのフォード大統領博物館に埋葬された。

家族

1948年にベティ・ブルーマーと結婚し(ベティは再婚)、3男1女をもうけた。三男のスティーヴン・フォードは俳優で、『スターシップ・トゥルーパーズ』や『ブラックホーク・ダウン』などに脇役として出演している。長女のスーザンはフォトジャーナリストである。


  1. ^ “Former President Gerald Ford Dies”. CBS News Interactive. (2006年12月26日). http://cbs2.com/politics/politicsnational_story_227195601.html 2006年12月26日閲覧。 
  2. ^ ウィリアム・ハルゼー#第3艦隊司令長官参照。
  3. ^ 「ニクソン氏に特赦 既に十分苦しみ フォード大統領が発表」『朝日新聞』昭和49年(1974年)9月9日朝刊、13版、1面
  4. ^ President Gerald R. Ford's Proclamation 4417, Confirming the Termination of the Executive Order Authorizing Japanese-American Internment During World War II” (英語). Gerald R. Ford Presidential Library and Museum (1976年2月19日). 2011年1月6日閲覧。
  5. ^ Ford Visits China - 1975 Year in Review - Audio - UPI.com
  6. ^ 映像 - YouTube. Accessed 25 May 2019
  7. ^ さすがフォード氏 仮住まいも豪華版『朝日新聞』1977年(昭和52年)1月27日朝刊、13版、7面
  8. ^ 国際短信 フォード夫妻が回想録を契約『朝日新聞』1977年(昭和52年)4月24日朝刊、13版、23面
  9. ^ 『20世紀を伝えた男 クロンカイトの世界』 ウォルター・クロンカイトTBSブリタニカ 1999年 p302






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