シャドウハーツ 登場する地名

シャドウハーツ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/06/30 19:33 UTC 版)

登場する地名

亜細亜

フュージョンモンスター

ウルの精神世界「グレイヴヤード」に存在する各属性のモンスターの魂。属性ごとのソウルエナジーを溜め、出現したモンスターを倒すことによってその魂が得られる。属性ごとにさまざまな特徴がある。一部のフュージョンモンスターを手に入れるにはソウルエナジーをLv.MAXにするだけではなく、対応する碑石を手に入れる必要がある。

地属性
大地の力を持ったフュージョンモンスター。「猛虎」「マッドブル」「ロボ」の三種類。猛虎は虎、マッドブルは牛、ロボは狼が直立しているような姿をしている。物理防御力が高く、さらに物理防御力を高める特技やHP(体力)を回復する特技を持っている。
水属性
水の力を持ったフュージョンモンスター。「龍人」「ドラグナー」「エギル」の三種類。龍のような姿をしている。回避率が高く、さらに回避率を高める特技やHPを回復する特技を持っている。
火属性
火の力を持ったフュージョンモンスター。「炎武」「イフリート」「フォロン」の三種類。赤熱した肌を持つ鬼のような姿をしている。物理攻撃力が高く、さらに物理攻撃力を高める特技や状態異常回復の特技を持っている。
風属性
風の力を持ったフュージョンモンスター。「烈風奇」「イカロス」「セラヴィー」の三種類。翼を持った鳥と人が混ざったような姿をしている。敏捷性が高く、さらに敏捷性を高める特技や状態異常回復の特技を持っている。
光属性
光の力を持ったフュージョンモンスター。「天邪鬼」「バルド」「サンダルフォン」の三種類。翼の生えた天使のような姿をしている。特殊防御力が高く、さらに特殊防御力を高める特技や全体回復、気絶回復の特技を持っている。
闇属性
闇の力を持ったフュージョンモンスター。「冥刹皇」「カロン」「ツェルノボーグ」の三種類。翼を持った魔人の姿をしている。特殊攻撃力が高く、さらに特殊攻撃力を高める特技や、MP(魔力)を吸収する特技や、即死効果を持つ特技を持っている。
無属性
他の属性に当てはまらない、特殊なフュージョンモンスター。「アモン」「天凱凰」の二種類。ストーリーが進む中でイベントにて接触し、フュージョンモンスターとして変身することができるようになる。

四冊の経典

ひとたびその力を行使すれば、この世の黄金率までもをゆがめてしまうほどの強大な力を秘めた禁断の魔術書。それに記された魔術を使うには、膨大な魔術の知識や代償が必要だが、古来よりその力を欲した者達により、血の惨劇が繰り返されてきた。そのあまりの危険性ゆえにエミグレ文書、ルルイエ異本、バルスの断章の三冊は長い間ヴァチカンで法王の監視のもと厳重に封印されてきたが、アルバートの手により盗み出された。

エミグレ写本(エミグレ文書)
死を克服し、無から新たなる生命を生み出す秘術について書かれている。ロジャー同様『クーデルカ』から『シャドウハーツ・フロム・ザ・ニューワールド』まで登場する、物語の鍵を握る文書でもある。モデルとなっているのは、ロジャー・ベーコン著と伝えられる奇書であるヴォイニッチ手稿(ヴォイニッチ写本)。アルバートからジャックに渡され、死んだ母親を復活させるために使用された。『クーデルカ』の登場人物であるパトリックにエミグレ写本を売ったのもアルバートであることが作中で示唆されている。
ルルイエ異本
ネアムと呼ばれる「ウキ」を浮上させ、宇宙から外なる超神を召喚する秘術について書かれている。作中ではアルバートが所有しており、その儀式を実行した。モデルは、クトゥルフ神話作品に登場する同名の架空の書籍ルルイエ異本
バルスの断章
星の地脈を操り、星の守護者と呼ばれる古神を目覚めさせる秘術について書かれている。ゲーム中ではロジャーが所持しており、ウルが持っていた「ある本」と交換することになる。徳壊の「裏鬼門御霊会」はこの経典を参考に実践したことがアルバートの口から語られている。
無名祭儀書
本編の隠しダンジョン「古代遺跡」の場所が書かれている。ゲーム中では朱震がウェールズにあった「ある人物」の墓から発見する。この本だけは物語と直接関係していない。モデルは、クトゥルフ神話作品に登場する架空の書籍である無名祭祀書

経典の儀式

鬼門御霊会(きもんごりょうえ)
本編の15年前に徳壊が行おうとした儀式。地霊神を召喚し、地脈を揺るがすことで列強国日本を沈没させるというもの。実際には世界を消滅させるだけの驚異的な魔術で、徳壊は禁忌であるこの儀式を実現させたい願望に取り付かれて破門された。その術による地脈の乱れにより大地震と天変地異が引き起こされたものの、日向大佐の命と引き換えにその成功は阻止された。しかし15年後、徳壊は傀骸塔(くがいとう)の霊機(れいき)とアリスの霊力を使い「鬼門御霊会」を凌駕する奥義「裏鬼門御霊会(うらきもんごりょうえ)」を実践するも、あと一歩の所でウルに倒された。しかし、アルバートの後押しによって「裏鬼門御霊会」は完成し、古神「天凱凰」により「上海大震災」が引き起こされた。
エミグレの秘術
死者の血肉を魂の大釜という巨大な釜の中に入れ、新たな肉体を形成し、死者を生き返らせるというもの。ただし、復活する人間の肉体そのものは作り出すことが容易だが、肉体を完全に復元し、かつ魂を定着させることは誰も成し遂げていない。大抵は失敗して変質し、肉の器と化した身体が怪物と化してしまう。ジャックは母親を生き返らせようと多くの命と血肉を捧げたが、後一歩のところで失敗し、ただの怪物を生み出してしまった。続編『フロム・ザ・ニューワールド』では儀式が失敗し続けた理由が語られている。
神降ろしの儀式
作中では徳壊の「裏鬼門御霊会」も“神降ろし”と呼ばれているが、ここではアルバートが実践した、ルルイエ異本に記された予言を実行に移す儀式を説明する。
ネアム(古代エピ語でウキ)と呼ばれる、超古代に地球へ訪れた生命が残した遺産を台座に、宇宙の彼方から「超神」を呼び寄せるもの。当初アルバートはアリスを狙っていたが、のちにクーデルカの霊力をこの儀式の実行のために利用しようと目論む。最終的にはウル達との戦いのエネルギーを利用して実行した。
ロジャーの話によれば、ネアムは地球上に百個程度は存在し、多くは遺跡として眠っているが、バベルの塔など過去にそれを蘇らせようとした人間もいたのだという。どれも星の「ツボ」に位置すると言われており、シャドウハーツの世界ではイースター島ナスカアトランティスムー大陸もその「ツボ」の一つであると語られている。

  1. ^ ごえモン (2022年9月29日). “『ペニーブラッド』に変な生き物“ロジャー・ベーコン”が登場。生い立ちや偉大な魔術師となった経緯、その謎が明らかにされる”. IGN Japan. 2023年7月1日閲覧。
  2. ^ ごえモン (2022年8月27日). “ペニーブラッド情報まとめ。シャドウハーツ開発スタッフ新作RPGの対応機種や登場キャラなど基本情報を紹介”. IGN Japan. 2022年9月6日閲覧。
  3. ^ ライブラリ内での読みは「かとう せいじ」となっているが、『シャドウハーツ2 ザ・コンプリートガイド 電撃プレイステーション』の「制作秘話」(監督インタビュー)において、「実は前作(シャドウハーツ)のほうが間違っていて、マサジと読む今作(シャドウハーツ2)の方が正しいのです」と書かれている。


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