キット・カーソン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/07/13 01:24 UTC 版)
キット・カーソンにちなむ地名
南西部には、ネバダ州カーソンシティ、コロラド州キット・カーソン郡、ニューメキシコ州のカーソン国有林など、キット・カーソンにちなんだ地名が数多く存在する。
関連作品
「辺境の地で野蛮人のインディアンと渡り合い、開拓者を助ける罠猟師」としてのカーソンのキャラクターは、ジョージ・アームストロング・カスターと並んで、アメリカ白人大衆の格好の英雄像となった。年代の古いものは多くの西部劇映画と同様に、カーソンのキャラクターをロマンチックに美化する一方でインディアンを「白人を襲う残虐な野蛮人」として描くものが多い。
小説
- 「クリストファー・カーソン、親しく名の知られた優秀なキット・カーソン(Christopher Carson, familiarly known as Kit Carson、1873年)
- 「フラッシュマンと赤い肌ども」(1982年)
- 「I Ble Aeth Haul Y Bore by Eirug Wyn(1998年)」 - ウェールズ語で書かれた小説。史実に逆らって、カーソンはナバホ族に同情して彼らを助けようとする。
1950年代には、「エイボン出版」、2007年には「ハーパーコリンズ」が恋愛小説にカーソンを登場させている。
パルプ・マガジンでの連載
- 「キット・カーソン、金掘り人の王子(Kit Carson, Prince of the Gold Hunters、1849年)」
- 「キット・カーソンのすべて、斥候の王様(through Kit Carson, King of Scouts、1923年)」
- 「流れ星のアダライン(Adaline Falling Star、2000年)」
- 「コマンチ族の追跡者」
- 「スィート・ウォーター道で」
- 「オレゴンへの途上で」
- 「開拓者」
- 「長き道」
- 「生皮」
イラスト・漫画作品
- 「Big Little Book, Kit Carson(1931年)」
- 「クラシックス・イラストレーテッド社」による連載
- 「ルドルフ宮殿のキット・カーソンの冒険(The Adventures of Kit Carson de Rudolph Palais、1953年)」
- 「西部の道の先鞭者(Blazing the Trails West)」
- 「野生の開拓者王(King of the Wild Frontier、1955年)」 - 「デル・コミックスによる連載
- 「シックス・ガン・ヒーローズ・コミックス」での掲載(1957年、1958年、1963年)
- 「ボーイズライフ」誌での連載(「キット・カーソンの古き時代の物語」、1951年3月~1953年5月)
- 「ウォルト・ディズニー・コミックダイジェスト」での連載(1970年)
このほか、イギリスとフランスで1954年~1960年代に、少なくとも350冊のキット・カーソンを主人公とする漫画が出版されている。
映画作品
- 「キット・カーソン」(Kit Carson、1903年、1928年、1940年)
- 「キット・カーソンと戦い」(Fighting with Kit Carson、1933年)
- 「彩られた駿馬」(The Painted Stallion 、1937年)
- 「キット・カーソンの帰還(The Return of Kit Carson、1947年)
- 「キット・カーソンと行く陸路(Overland with Kit Carson、1939)
- 「キット・カーソンと罠猟師たち(Kit Carson and the Mountain Men、1977年)
テレビ作品
- 「キット・カーソンの冒険」(1951~1955年)
- 「夢の西部」(1986年のドキュメンタリードラマ)
- 「カーソンとコディー、猟師の英雄」(2003年、ヒストリーチャンネル)
- 「キット・カーソン」(2008年、PBSテレビ)
外部リンク
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- 1 キット・カーソンとは
- 2 キット・カーソンの概要
- 3 キット・カーソンにちなむ地名