エアージャパン AirJapan

エアージャパン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/26 16:09 UTC 版)

AirJapan

AirJapan
IATA
NQ
ICAO
AJX
コールサイン
AIR JAPAN
運航開始 2024年2月9日
拠点空港 成田国際空港
保有機材数 1機
就航地 2ヶ所
外部リンク www.flyairjapan.com
備考
エアージャパンによる運航
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AirJapan は、2024年に就航した中距離国際線の運航ブランドである。2024年2月9日、成田=バンコク/スワンナプーム間に新規就航[15]

運航受託

全日本空輸 (ANA) から国際線運航を受託している。航空機の運航、機材、サービス等は、全日本空輸 (ANA) と同じ基準である[16]

機材

すべて、全日本空輸が保有する機材である。

塗装

ANAグループであるため、機体はANAのトリトンブルーをベースに胴体尾部に「Air Japan」と表記されていた。[要出典]

就航当初もトリトンブルーであったが、1991年3月2日の初便(大分 - シンガポール)のみ、垂直尾翼には全日空と同じ書体で「WAC」、ボディには垂直尾翼と同じ書体で「World Air network」と書かれたフルカラー塗装がボーイング767-300(機体記号JA8286)に施されていた[17]が、ステッカーによるマーキングであり、フライト中に垂直尾翼右側のそれが剥がれてしまったため[18]、その後は全日空の国際線標準塗装に戻され、機首にWACのロゴを入れる形となった。[要出典]

サービス

  • 旅客サービス(機内食・エンターテイメント等)は、ANAのサービスに準ずる。2010年秋以降に導入された(JA619A~JA627A)「Inspiration of Japan」仕様(202席)のサービスで各路線に展開されている。
  • 制服はANAグループ共通であり、基本的には便名がANAとエアージャパンのコードシェア便がついているだけである。かつて2005年3月31日まではエアージャパン独自の制服があったが、2005年にANAグループ共通のユニフォームを導入し統一されたため、他グループと同様にANA本体との区別がなくなった。
  • 2010年秋以降は、運航乗務員などは外国人を採用しているが、客室乗務員は基本的に日本人を採用している(台北線は中国語通訳として台湾人のスタッフを採用している)上、制服も同じであるため、ANAの客室乗務員との見分けはつかない。かつてのワールドエアーネットワーク時代は、マレーシア人客室乗務員を安価な給与体系で採用しコスト削減を図ったが、クアラルンプール線の運休でこれは不可能となった。

過去の運航路線

2019年現在、成田からアジア・リゾート路線を中心とした、香港・シンガポール・ホーチミン・バンコク・ヤンゴンなど約12路線の国際線旅客便、沖縄ハブを中心にアジア各都市を結ぶ約27路線の貨物便を運航していた。新型コロナウイルス感染症の影響により、多くの路線が運休、全日本空輸への移管が行われた。

旅客便

貨物便

COVID-19に伴う検疫強化により沖縄貨物ハブは当面の間、全便運休


  1. ^ a b c d e ABOUT US - Air Japan
  2. ^ a b c 株式会社エアージャパン 第33期決算公告
  3. ^ ANAホールディングス株式会社 (17 July 2020). 第70期(2019年4月1日 - 2020年3月31日)有価証券報告書 関係会社の状況 (Report).
  4. ^ 国際線新ブランド『AirJapan』のサービス発表 ANAホールディングス、2023年3月9日
  5. ^ 難産だったエアージャパン、経営企画でリストラも ANAホールディングス社長 片野坂真哉氏(下) 日本経済新聞電子版、日本経済新聞社、2017年11月26日
  6. ^ ANAHD、国際線新ブランド「AirJapan」 23年度就航 - 日本経済新聞 2022年3月8日
  7. ^ 国際線新規航空会社「株式会社エアージャパン」事業計画変更認可申請を、運輸省に本日提出 - ANA NEWS 平成12年8月31日
  8. ^ 連結子会社の合併に関するお知らせ』(プレスリリース)全日本空輸、2010年4月2日http://www.ana.co.jp/pr/10-0406/10-051.html 
  9. ^ “沖縄貨物ハブおよび貨物便ネットワークの拡充について(5月14日〜)”. ANA Cargo. (2014年4月30日). http://www.anacargo.jp/ja/int/news/schedule/2014/140430.html 
  10. ^ “ANA、沖縄―シンガポール便就航 国際貨物事業”. 琉球新報. (2014年5月15日). http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-225387-storytopic-4.html 
  11. ^ 沖縄国際物流ハブの新たなモデルについて』(プレスリリース)ANAグループ、2021年1月29日https://www.anahd.co.jp/group/pr/202101/20210129-2.html 
  12. ^ ANAグループの新しいビジネス・モデルへの変革について』(プレスリリース)ANAグループ、2020年10月27日https://www.anahd.co.jp/group/pr/202010/20201027-2.html 
  13. ^ 新ブランド『AirJapan』、2023年度下期に国際線就航』(プレスリリース)ANAグループ、2022年3月8日https://www.anahd.co.jp/group/pr/202203/20220308.html 
  14. ^ “ANAの新ブランド「AirJapan(エアージャパン)」、LCCではないと峯口社長”. トラベル Watch. (2022年3月8日). https://travel.watch.impress.co.jp/docs/news/1393542.html 
  15. ^ 新ブランドAirJapan、2024年2月9日より成田=バンコク線に就航します! - ANAホールディングス 2023年8月2日
  16. ^ エアージャパン運航便のご案内 - ANA
  17. ^ WACフルカラーのボーイング767-300ER - FLY TEAM [出典無効]
  18. ^ 垂直尾翼の塗装が剥がれたWACフルカラー機 - FLY TEAM [出典無効]
  19. ^ 松岡久蔵 (2021年7月22日). “「ANAグループ社員だと分からないように」危険な検疫補助業務を子会社に押し付け、現場CAから怒りの声”. サイゾー. https://biz-journal.jp/2021/07/post_239507.html 
  20. ^ 政府が民間事業者に委託している検疫業務にかかる支援業務に関する質問主意書 衆議院
  21. ^ 衆議院議員中谷一馬君提出政府が民間事業者に委託している検疫業務にかかる支援業務に関する質問 に対する答弁書 衆議院


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