アーマード・コア2 アーマード・コア2の概要

アーマード・コア2

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/06/13 15:17 UTC 版)

アーマード・コア2
ジャンル 3D戦闘メカアクション
対応機種 PlayStation 2
開発元 フロム・ソフトウェア
発売元 フロム・ソフトウェア
人数 1 - 2人
i.LINKケーブル使用による2人対戦に対応
メディア DVD-ROM1枚
発売日 2000年8月3日
2002年8月1日(廉価版)
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概要

時系列としては『アーマード・コア』の約70年後の話にあたるため、設定上の繋がりがいくつかある。

本作にて初めてプラットフォームをPS2に移行し、PSからのスペックアップにより、ゲーム時のグラフィックの詳細度とフレームレートが大幅に向上した。また、DUALSHOCK 2のボタンストローク機能により、操作性がPS時代の3作品と比べて良くなっている。

新たにオーバードブーストやエクステンション、ラジエータ、インサイド、シールドといった新規パーツカテゴリ及び機能が追加されたことでACパーツの数も増加した。

しかし、PS2最初期の作品でもあるため、システムプログラムが未成熟であり、大量のオブジェクトが出現した際にフレームレートが不安定になりやすい欠点もある。また、アーマード・コア3やアーマード・コアNEXUS等と比較してモデルのポリゴン数やテクスチャ解像度が低く、描画が低品質である。

BGMについては、全曲のうち2曲がマイク・ヴァン・ダイクにより提供されている。

ゲームシステム

本作はミッションとアリーナの構成となっており、前作とは異なり両者はリンクされていない。なお、ミッション中にランカーACを撃破すると、アリーナから消えて別のランカーが補充されるようになった。ゲーム全体の難易度は『AC1』とほぼ同じで低めに設定されており、初心者に推奨されている作品でもある。

新規パーツカテゴリ
これまでのパーツカテゴリに加えて、「ラジエータ」、「インサイド」、「エクステンション」が新たに追加され、既存パーツに関しても、エネルギーシールド、地上魚雷、オービット兵器、脚部パーツに「フロート」が追加された。
熱量システム
本作以降のPS2でのシリーズから、「熱量」という概念が追加された。被弾などにより機体に熱が蓄積し、オーバーヒートを起こすと一定時間APが減少する。また、武装パーツには、発熱量があらかじめ設定されており、実弾武器では高めに、エネルギー武器では低めに設定されている。
オーバードブースト(OB)
全コアパーツに搭載。大量のエネルギー消費と引き換えに、大型ブースタで機体を高速移動することができる。
予測射撃の仕様変更
相手の移動ベクトルを加味して弾を発射する「予測射撃」は、本作以降では一定時間相手をロックオンし続けないと予測射撃を行わなくなった。
iLINK対戦
1台のTVを左右に分割して行う1画面対戦と、2台のTVを使用する通信対戦が可能。通信対戦には (TV、PS2、ソフト) をそれぞれ2つが必要。旧作同様に通信対戦も健在している。本作以降のPS2でのシリーズでは、PS2本体同士をiLINKケーブルを繋ぐことで可能となっている。
リミッター解除
本シリーズのみ、説明書には記載されていない隠し機能である。戦闘中に特定のボタン操作をする事によって、一定時間エネルギーの制約無しに機体を操作出来るが、一定時間経過後はコンデンサのエネルギーが全く回復しない状態が続く。対戦大会ではリミッター解除に制限が加えられることが多い。
その他
  • 各ミッションの依頼文に声が入るようになったのは本作からである。また、ゲーム中の音声は、ACPP以来久しぶりに日本語と英語に対応している。
  • ノーマルとハードから難易度が選択できる。ハードモードでは、自機のロックオンサイトが小さくなるという制約がある。これについては、プレイヤー同士での対戦において問題点を露呈してしまう結果となり、AC4とfaでは仕様が大幅に刷新された。

ストーリー

大深度戦争の終結後、地球政府を確立した人類は地上への復帰を果たすが、その過程で大破壊以前に火星テラフォーミング計画が行われていた事が明らかになり、既に火星が地球と同じく人の住める星となっている事が判明した。

そして地球暦223年。人類は火星へとその版図を広げていたが、それに合わせて企業間抗争も激化の一途を辿っていた。大深度戦争終結後、その活躍の場をアリーナに限定されていたレイヴンも多くが火星へと移ることとなる。しかしその一方で火星にはディソーダーと呼ばれる機械生命体が出没し、さらに政府直属の特殊部隊「フライトナーズ」の叛乱によって状況は混迷の一途を辿っていくこととなる。




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