アイマラ語
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/04/11 01:58 UTC 版)
文法
アイマラ語は抱合語に含まれ、形態素はすべて、語根か接尾辞による。名詞や動詞でも、派生語や活用はすべて接尾辞の付加による。アイマラ語を特徴付けるのは文接辞であるが、これはたとえ一語であれ、かならずその種類にしたがって接辞をとる。 接辞は、-(C)CV-か-CVCV-の形をとる。
このほかの特徴としては、人称体系がある。特に、4人称複数形という聞き手を含んだわれわれをもち、それが聞き手を含んだ「大勢の」われわれという形で、聞き手を含んだ少数のわれわれと区別される。
時制に関しては、未来形と非未来形(現在および近い過去)をもつ。このほか、接辞(人称接辞に先行する)によって、完了形や進行形、習慣などのアスペクトが表現される。
アイマラ語は原則として、主語-目的語-動詞のSOV型である。ただし、主節と従属節の順序などは柔軟である。
挨拶の例
- 「カミサラーキ(kamisaraki)」ご機嫌いかがですか(丁寧な表現)
- 「カミサキ(kamisaki)」ご機嫌いかが
- 「ワリキ(wariki)」元気です
- 「ナヤハ ハポネサトゥワ(Nayaj Japones atu wa)」私は日本人です。
脚注
関連項目
外部リンク
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