みんなの広場だ!わんパーク
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/25 00:33 UTC 版)
概要
収録は同時期に作られた、渋谷NHK内の仮設観覧ステージ建物の「テント2000みんなの広場」で行われ[1][2]、「子供が歌ったり踊ったりできるライブ番組」であった[1]。通常2週分収録が1日で行われた。観覧申し込みに応募して当選した子供や大人ら約200人ほどの前でステージが行われる[1]。また、その収録模様は上部観覧窓から見ることが出来たため、収録日はテント内が常に混雑していた。内容は歌とダンスが中心。生バンドの演奏がほとんどだった。司会はミーオとダリオ(2000年度は人形のティーノ)、マスコットのスプー、子供5人によるGOダンサーがバックダンサーをつとめ、専属バンドが4人(初期はキーボードが2人)いた。この番組は毎週ゲストを数人呼ぶ形式で、様々なゲストが登場した。中でも、『おかあさんといっしょ』からの歌のお兄さんやお姉さん(OB・OG含む)からのゲストは多く、当時うたのおにいさんだった杉田あきひろは最多ゲスト出演を記録している。他にはNHK教育番組関連のゲストや、音楽関連のゲストなどで、この番組は子供向けNHK教育番組の顔ともなった。ゲスト不在の際に、レギュラースペシャルとして放送されるケースもあった。2003年4月6日の放送をもって、番組は終了した(収録は2月1日)。
放送終了後は、後番組である『夢りんりん丸』にミーオとGOダンサーがゲスト出演した。
レギュラー出演者
- ミーオ(平田実音)[1]
- 当番組のMCであり、当初はアイドルと言う設定があった。歯切れの良い司会進行、ダリオのボケにうまく突っ込んだり、またライブ番組でしばしば起こるハプニングにも冷静に対応するなど、番組進行になくてはならない要であった。また、番組ではミーオの曲が多く作られていた。
- ダリオ(戸田ダリオ)
- DJティーノ(声:戸田ダリオ)の後任として2001年4月8日よりレギュラー出演となりミーオと共に番組MCを務めた。英語が得意で、また歌唱力も高く多くの歌を歌った。ペンギンの衣装を被ったコーナーでは「とだくん」として登場する。
- 2000年度も、ゲストとして2回出演。
- スプー(声:川村万梨阿→2001年途中から橘ひかり)(人形操演:志村直子→桐島楓)
- 『おかあさんといっしょ』にて当時放送されていた人形劇『ぐ~チョコランタン』に登場する、着ぐるみマスコットキャラクター。
- DJティーノ(声:戸田ダリオ)[1]
- 操り人形。2001年3月31日の放送終了時に旅に出るという設定で、番組から去った。
- GOダンサー
- ダンス中心の子役事務所、アイビィーカンパニーから抜擢された小学生の男女5名で構成。1年目は主にバックダンサーであったが、2年目よりダンスコーナーの担当をしたり(先生と呼ばれた)、オンエア内のストーリーに絡むようになったりと、キャラを確立させ地位が大幅に向上した。また、同時期のおかあさんといっしょのファミリーコンサートにも複数回ゲスト参加している。番組内で大人顔負けのタップダンスを披露した事も数度ある。小泉もえこと上野紗也加を除き「おはロック隊」のメンバーでもある。
- ナンバーわんパークバンド
- ギター、ベース、キーボード、ドラムの4人で構成される番組専属のバンド。スプーのバンドという設定でもある(スプーはラッパ)。2年目からはバンド中心のコーナーが設けられ、存在感をアップさせた。メンバーは番組内の楽曲の作曲・編曲および音源作成も担当している。メンバーの本業はスタジオミュージシャンであり、ライブハウス中心に活動をしている。プライベートでも仲が良く、しばしばメンバーが揃ってライブを開くこともあり、バンドファンの母親が子連れでライブハウスに足を運ぶ光景が見られる事もあった。
- 後藤郁夫(ギター)
- 御供信弘(ベース)
- 佐治宣英(ドラム)
- 森下滋(キーボード、2000年度のみ)
- 宮崎裕介(キーボード、2001年度~2002年度)
番組の変遷
初年度の放送時間は、土曜日の17時から17時55分までの55分だった。初回は子供向けNHK教育番組の出演者が10名ほど出演。先述通り、ゲストは全体を通して『おかあさんといっしょ』出演者(当時現役のおにいさん・おねえさんや歴代のおにいさん・おねえさん)が多かった。当初は番組内に『ぐ〜チョコランタン』、『ぴりっとQ』、『英語であそぼ』、『おじゃる丸』、『ベイビーフィリックス』が内包されていた。また、1年目は当時あつまれ!わんパークの番組枠統一オープニングで使われていた茂森あゆみ(『おかあさんといっしょ』17代目うたのおねえさん)が歌うテーマソングが当番組のオープニングとしても放送され、映像も『あつまれ!わんパーク』のものをベースにしたものが使われた(なお、テーマソングである『ソウルわんパーク』は番組本編のオープニングとして1年目から使用)。
2年目からは、DJティーノの声を担当していたダリオが顔出しで出演。放送日が日曜日に変更(時間帯は同じ)。これを受けてオープニングの『ソウルわんパーク』の歌詞が変わり、番組のセットも明るいものに変わった。この年は前年度放送分を含め、番組のビデオも多く発売された。
- ^ a b c d e 「NEDリポート こども幼児部 楽しみ方も多彩になった、子ども向け番組」『放送教育』第55巻第2号、日本放送教育協会、2000年5月1日、56 - 59頁、NDLJP:2340927/29。
- ^ NHK放送文化研究所 編『NHK年鑑2001』日本放送出版協会、2001年10月30日、182頁。
固有名詞の分類
子供向け番組 |
コドモのおもちゃ それいけノンタック みんなの広場だ!わんパーク このまちだいすき ひょうたんからコトバ |
- みんなの広場だ!わんパークのページへのリンク