しなのサンライズ号・しなのサンセット号
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/23 06:33 UTC 版)
概要
前身はしなの鉄道転換以前の1989年3月から189系・489系及び165系・169系電車を使用し、朝の下りは軽井沢駅から長野駅間において、夜の上りは長野駅から小諸駅間において運行されていた「モーニングライナー」および「ホームライナー」である。その後しなの鉄道が開業した際、ダイヤはそのままに車両を全て169系に変更し運行を開始した。JR東日本区間(篠ノ井駅 - 長野駅間)も含めすべての区間でしなの鉄道の乗務員が担当している。 種別は、市販の『JR時刻表』などでは単に「快速」と表記されているが、2020年から使用されているSR1系の行先表示器では「特別快速」と表記されている。また、一部駅の表示では「有料快速」とも案内されている。
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「有料快速」を表示する上田駅の電光掲示板
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「Special Rapid」(特別快速)を表示するSR1系の行先表示器
運行概況
しなのサンライズは小諸 → 長野で下り1本、しなのサンセットは上田 - 長野で上り2本・下り1本が設定されている。かつては、しなのサンセットに下りの設定はなかったが、2020年3月14日のダイヤ改正で新設された。
停車駅
(小諸駅 → (この間は各駅に停車) →) 上田駅 − 長野駅
- 下り列車の停車駅は小諸駅 → 上田駅間の各駅と長野駅で、上田駅 → 長野駅間はノンストップである。2023年3月18日のダイヤ改正までは「しなのサンライズ」の小諸駅 → 上田駅間もノンストップだった。
- 上り列車の停車駅は上田駅のみで、途中はノンストップである。
- 「軽井沢リゾート号」と同様、篠ノ井線との接続駅である篠ノ井駅は通過となっている[※ 3]。
乗車制度の変遷
現況
2020年7月6日より乗車には座席指定券が必要で、料金は300円(大人・小人同額)である。上田駅・小諸駅および車内で発売しているほか、クレジットカードがあればしなの鉄道の専用ウェブサイトでも予約ができる[1]。なお、小諸駅 → 上田駅間のみの利用であれば座席指定券なしで乗車できる[1]。
2023年改正まで
2023年3月17日までは小諸駅 → 上田駅間も座席指定券が必要で、小諸駅 → 上田駅間が300円、小諸駅 → 長野駅間が400円だった。
2020年改正まで
2015年3月14日より乗車整理券は廃止となり、乗車券のみで乗車可能となった[2]。
2015年改正まで
運行開始から2015年3月13日までは、上田駅 - 長野駅間で乗車する場合に乗車券のほか乗車整理券が必要であった[※ 4]。2011年にしなのサンセットの使用車両が115系となったが、料金は据え置かれた。なお、定員制ではなく、枚数に制限があるわけではなかった。
乗車整理券はしなのサンライズでは小諸駅 - 上田駅の各駅の改札と車内で、しなのサンセットでは長野駅発車後に車内で販売されていた。また、期間内に何度でも使用可能な「しなのサンライズ号1箇月平日定期券」「しなのサンセット号1箇月平日定期券」が各駅で発売されていたが、こちらも2015年に廃止となった。
注釈
出典
- しなのサンライズ号・しなのサンセット号のページへのリンク