太公望とは? わかりやすく解説

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たいこう‐ぼう〔‐バウ〕【太公望】

読み方:たいこうぼう

【一】中国周代政治家。姓は呂(りょ)、名は尚、字(あざな)は子牙(しが)。渭水(いすい)で釣りをしていて、周の文王に見いだされ先君太公望んでいた賢人だとして太公望とよばれたといわれる文王武王助けて殷(いん)を滅ぼし、その功によって斉に封ぜられた。兵書六韜(りくとう)」の著者ともいわれる

【二】【一】故事から》釣りをする人。釣り好きな人


太公望

作者草上仁

収載図書無重力でも快適
出版社早川書房
刊行年月1989.2
シリーズ名ハヤカワ文庫JA


太公望

作者邱永漢

収載図書邱永漢 短篇小説傑作選見えない国境線
出版社新潮社
刊行年月1994.1

収載図書中国歴史人物傑作集
出版社講談社
刊行年月1996.8


太公望

作者伴野朗

収載図書中国鬼謀列伝
出版社実業之日本社
刊行年月2002.10


呂尚

(太公望 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/30 03:39 UTC 版)

呂 尚(りょ しょう、Lü Shang)は、紀元前11世紀ごろの古代中国・軍師丁公邑姜の父、後にの始祖。


注釈

  1. ^ 太公とは、文王の祖父の古公亶父の別称。呂尚自身も斉の「太公」と呼ばれるため混同しないように注意が必要である。

出典

  1. ^ 新唐書』禮樂五
  2. ^ a b c d 劉, 尹『文明の原点』、148頁
  3. ^ a b c d 叢『中国五千年の物語』1巻、156-159頁
  4. ^ a b c d e f g h i 貝塚「呂尚」『アジア歴史事典』9巻、313頁
  5. ^ 司馬遷著、小竹文夫・小竹武夫訳「斉太公世家第二」『史記〈3〉世家上』ちくま学芸文庫.1995.
  6. ^ 中國哲学書電子化計劃「呂望」
  7. ^ 平勢隆郎「春秋」『中国史 1』収録(世界歴史大系, 山川出版社, 2003年8月)、230頁
  8. ^ 落合『古代中国の虚像と実像』、44-45頁
  9. ^ a b c 『史記』巻32、斉太公世家
  10. ^ 平勢『都市国家から中華へ 殷周春秋戦国』、66頁
  11. ^ 叢『中国五千年の物語』1巻、154頁
  12. ^ a b 『史記』上(中国古典文学大系, 平凡社, 1968年)、344-345頁
  13. ^ 平勢『都市国家から中華へ 殷周春秋戦国』、378-380頁
  14. ^ 竹内康浩「西周」『中国史 1』収録(世界歴史大系, 山川出版社, 2003年8月)、170頁
  15. ^ 落合『古代中国の虚像と実像』、44頁
  16. ^ a b c 窪徳忠『道教の神々』(講談社学術文庫, 講談社, 1996年7月)、190頁
  17. ^ 平勢『都市国家から中華へ 殷周春秋戦国』、378-379頁
  18. ^ 平勢『都市国家から中華へ 殷周春秋戦国』、377頁
  19. ^ 落合『古代中国の虚像と実像』、101,103頁
  20. ^ 飯塚朗『故事遍歴 中国成語集』(時事通信社, 1982年11月)、9-10頁
  21. ^ 「太公釣魚願者上鉤」大紀元
  22. ^ 窪徳忠『道教の神々』(講談社学術文庫, 講談社, 1996年7月)、60-61頁
  23. ^ 尾形光琳筆「太公望図」京都国立博物館所蔵
  24. ^ a b 平福百穂筆「太公望」三重県立美術館
  25. ^ 「南画へのいざない」頼山陽史跡資料館-谷文晁筆『石番蹊跪餌図』広島県立歴史博物館蔵
  26. ^ リライト小説であるにもかかわらず、「訳」と明確に印字されているが、事情理由は不明。
  27. ^ 【期間限定】「ツングースカ・サンクチュアリピックアップ召喚」!”. Fate/Grand Order 公式サイト. 2021年1月11日閲覧。


「呂尚」の続きの解説一覧

太公望

出典:『Wiktionary』 (2018/04/06 03:13 UTC 版)

固有名詞

たいこうぼう

  1. 建国功臣始祖である呂尚尊称

由来

史記『斉太公世家』において由来紹介

白文

呂尚窮困、年老矣、以漁釣奸周西伯。西伯將出獵、卜之、曰「所獲非龍非彨非虎非羆、所獲霸王之輔。」於是周西伯獵、果遇太公於渭之陽、與語大說、曰「自吾先君太公曰『當有聖人適周、周以興。』子真是邪?吾太公望子久矣。」故號之曰「太公望」載與俱歸、立為師。

和訳

呂尚は、貧しいまま年老いていったが、釣をしながら周の西伯(後の文王)に近づく機会うかがっていた。(ある日)西伯が狩に出ようと占うと「今日獲物は、龍でも、彨(みずちでも、でも、(ひぐま)でもなく、王の覇業輔弼であろう」とでた。西伯が猟をしていると、渭河北岸呂尚出会い大い語った。「祖父である先代太公が『聖人が周に仕え、周に興隆もたらすといっていたが、あなたでしたか?私は、太公望んだ方を長い間待っていたのです」といい、それ故「太公望」と号させた。ともに戻って軍師とした。

関連語

名詞

たいこうぼう

  1. 呂尚故事にちなんで)釣を趣味として愛好する者。


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