オクトーバー油田
読み方: おくとーばーゆでん
【英】: october oilfield
【英】: october oilfield
エジプトのスエズ湾内(水深58メートル)に位置する、同国第3位の規模の油田。 米国のアモコ社(1998年にBP社に吸収合併された)とエジプトの国営石油会社EGPCとの合弁会社であるGUPCO社により1977年に発見され、1979年に生産が開始された。 地質区としてはスエズ湾盆地(リフト盆地)に属し、集油形態は断層トラップ、集油面積は約16平方キロ。油層はヌビア砂岩と呼ばれる石炭紀~白亜紀の砂岩で、深さは3,300メートル前後。原始埋蔵量は11億バレルと発表されている。原油比重は27.0~31.0°API。 1991年の産油量は17万バレル/日、同年初めにおける累計生産量は約4億4,600万バレルであった。最近の数値は不詳。 <主文献「世界の大油田」(1984)、“Giant Fields 1978-1988” (1992)> (齊藤 隆、2007年3月) |
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