YM2203とは? わかりやすく解説

YM2203

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/02 10:06 UTC 版)

YM2203(FM Operator Type-N、OPN)は日本楽器製造(現・ヤマハ)が開発し、1984年6月から販売が開始されたFM音源チップである。パソコン用途を目的に製造された[1][2]


注釈

  1. ^ 『PC-8801FA/MA プログラマーズガイド』249頁では「Synthesized Sound Generator」と表記。
  2. ^ アルゴリズム4,5,6,7がそれに対応している[3]
  3. ^ マスタークロックに対してアドレス指定後は17クロック、データ送信後は83クロックのウエイトが必要。4MHz動作の場合、それぞれ4.25μ秒、20.75μ秒である[6]
  4. ^ PC-8800シリーズ、FM-7シリーズ以降の一部インタフェース等

出典

  1. ^ 「パソコンも楽器に」『日経産業新聞』、1984年10月31日、8面。
  2. ^ 「FM音源LSI開発」『電波新聞』、1984年10月31日、7版、2面。
  3. ^ PC-9801シリーズ マシン語サウンドプログラミング 1984, p. 29.
  4. ^ 『ゲーム・ミュージック・プログラム大全集III』電波新聞社〈マイコンBASIC Magazine DELUXE〉、1993年。 
  5. ^ a b 「YM2203 - FM Operator Type-N(OPN) データシート」
  6. ^ PC-9801シリーズ マシン語サウンドプログラミング 1984, p. 36.
  7. ^ 早苗月 ハンバーグ食べ男 (2015年12月26日). “「ダライアスバースト クロニクルセイバーズ」開発者&関係者にインタビュー。新規に追加されるCSモードや新曲「Freedom」誕生の経緯を聞く”. www.4gamer.net. Aetas. 2020年9月25日閲覧。


「YM2203」の続きの解説一覧

YM2203(OPN)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/01/27 01:35 UTC 版)

内蔵音源」の記事における「YM2203(OPN)」の解説

ヤマハFM音源は、少なメモリ使用量多彩な音色表現できるため、1980年代から1990年代にかけてのパソコンなどで広く用いられた。FM音源3音、PSG3音をモノラル出力可能である。多くシェア占めたPC-8801 mk2 SR音源として用いられPC-8800シリーズでは中期以降発売されるゲームがほとんどSR以降対応であった為、標準的な内蔵音源として認識されている。PC-9801では1985年、PC-9801-26として拡張ボード発売基本的にオプション扱いで、本体仕様として搭載している機種一部のみであり、サードパーティーからも互換および上位互換ボード数多く発売された。ホビー用途でも、PC-8800シリーズ立場引き継ぐにつけ、事実上の標準内蔵音源となっていき、PC-9801DXシリーズ以降では標準機能内蔵純正ボードの名前の末尾から「26音源」「26K音源」と呼ばれたサウンドBIOSボード上に存在しているがその機能精度の低さメモリ上の位置などの問題から、利用するアプリケーションはさほど多くなかったものの、搭載していないサードパーティー製ボードでは鳴らないという状況見られる他、OPN出力SSGFM音源部分外部MIXされるため、その音量バランス製品によってばらつきがあった。長く使われ音源であるため、曲データ作成者技術的成熟した

※この「YM2203(OPN)」の解説は、「内蔵音源」の解説の一部です。
「YM2203(OPN)」を含む「内蔵音源」の記事については、「内蔵音源」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「YM2203」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「YM2203」の関連用語

YM2203のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



YM2203のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのYM2203 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの内蔵音源 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS