あきにれ (秋楡)
●わが国の本州、中部地方以西から四国・九州それに台湾や朝鮮半島、中国に分布しています。山地や河岸などに生え、高さは15メートルになります。樹皮は灰褐色で、鱗片状に剥離します。楕円形の葉はやや厚くて縁に鋭い鋸歯があり、互生します。9月ごろ、葉腋に淡黄色の花を咲かせ、10月から11月ごろ、団扇形の果実が熟します。公園樹や街路樹として、多く植栽されています。
●ニレ科ニレ属の落葉高木で、学名は Ulmus parvifolia。英名は Chinese elm, Lace bark elm。
エノキ: | ジョージアハックベリー リンドハイマーハックベリー 榎 |
ケヤキ: | 欅 |
ニレ: | 春楡 秋楡 |
ムクノキ: | 椋の木 |
小欅
山欅
川原欅
楡
榎実木
榔楡
犬欅
石欅
秋楡
粘木
アキニレ
(Ulmus parvifolia から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/08 18:16 UTC 版)
アキニレ(秋楡[2]、学名: Ulmus parvifolia)はニレ科ニレ属の落葉高木。東アジアから東南アジアに分布し、河原など水辺や湿ったところに生えることが多い。秋に花が咲き、晩秋に黄葉と実がなるのが特徴。性質は強健で、街路樹として植栽もされる。別名イシゲヤキ、カワラゲヤキ。
- ^ a b 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “Ulmus parvifolia Jacq. アキニレ(標準)”. BG Plants 和名−学名インデックス(YList). 2022年12月23日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k l m 西田尚道監修 志村隆・平野勝男編 2009, p. 234.
- ^ a b c d e f g 亀田龍吉 2014, p. 62.
- ^ 豊国秀夫 編著『復刻拡大版 植物学ラテン語辞典』ぎょうせい、2009年9月。ISBN 9784324088623。
- ^ 北村四郎・村田源『原色日本植物図鑑木本編2』保育社、1980年。
- ^ 大橋広好・邑田仁・岩月邦男(編)『新牧野日本植物図鑑』北隆館、2008年。
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