サービスパック
サービスパックとは、マイクロソフト社が、自社製品の修正プログラムや追加機能などを、まとめてユーザーに提供するものである。
通常、アプリケーションソフトやOSに不具合が見つかった場合には、即座に修正プログラムが提供されるが、これらを製品ごとにまとめて提供するのがサービスパックである。また、サービスパックには、不具合やセキュリティホールなどに対する修正プログラム(ホットフィックス)だけではなく、新しく追加された機能などが含まれていることもある。
サービスパックは、「サービスリリース」や「アップデータ」とも呼ばれ、「Windows」シリーズの各OSや、「Microsoft Office」シリーズなどで提供されている。
参照リンク
Windows XP Service Pack 2
Windows Server System サービスパックセンター
Windows: | リモートアシスタンス リモートデスクトップ system.ini サービスパック サンク サウンドレコーダー サービス |
サービスパック
(ServicePack から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/04/16 09:19 UTC 版)
サービスパック(英: service pack、略してSP)は、大規模なソフトウェアにもともと含まれていた多数の不具合の修正、またソフトウェアのリリース後に開発された追加機能などを、すでにそのソフトウェアを使用しているユーザにまとめて配布するためにパッケージ状にまとめたもの[1]。ソフトウェアを開発した企業によって作成され配布される。ユーザはサービスパックの配布が始まったと公表されたらそれを入手・インストールすることで多数の不具合がまとめて修正され、時には新たな機能が追加されることもある。
- 1 サービスパックとは
- 2 サービスパックの概要
- 3 関連項目
Service Pack
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/09 07:27 UTC 版)
「Microsoft Windows XP」の記事における「Service Pack」の解説
ここでは、32ビットバージョンのService Packについて述べる。なお、SP2以降では起動画面でエディション名が表示されなくなった。 Service Pack 1 2002年9月19日に公開された。既存の不具合修正に加えてUSB 2.0への対応およびDVD Audioのサポート対応、プログラムの追加と削除内にウェブブラウザやメーラーなどの特定のアプリケーションについて、サードパーティー製アプリケーションを標準で使用するように設定できる「プログラムのアクセスと既定の設定」が付け加えられている。このうち、「プログラムのアクセスと既定の設定」に関しては反トラスト訴訟に基づく。2003年2月3日にマイクロソフト製Java VM(Microsoft VM)を削除したService Pack 1aが公開された。2006年10月11日にサポートが終了した。 Service Pack 2 2004年9月2日に公開された。当初従来通りのService Packの予定であったが、計画の段階で相次いでMSBlasterなどのセキュリティホールを狙った悪意のあるソフトウェアの出現や不正アクセス事件が多発したことを受け、セキュリティの強化が最重点項目となっている。名称も従来では単にService Pack 2となるところが「Service Pack 2 セキュリティ強化機能搭載」と“副題”が付けられている。マイクロソフトの内部では、XP SP2としてリリースするのではなく、「XP Release 2」という名称で、再パッケージ化して販売しようという計画もあった。入手方法は従来通りマイクロソフトのサイトからのダウンロードとWindows Updateで行われた他、PC販売店や一部の家電量販店、郵便局にて小冊子付CD-ROM配布も行われた、2004年以降のXPはSP2が標準で適用されている。2010年7月13日にサポートが終了した。Service Pack 2b 2006年7月22日に、一部の店舗で販売された。内容はSP2に一部の修正プログラムを適用したものである。 Service Pack 2c 2007年(米国では8月。日本では不明)から販売された。SP2cではプロダクトキーの不足に対応するためプロダクトキーの系統が変わった。この変更によりSP2b以前のインストールメディアではSP2cのプロダクトキーが使用できない。ただし、参照リンク先の「SP2c 付属のインストール メディアでインストールを行う際、従来(SP2bまで)のプロダクト キーを入れてしまうと“無効なプロダクト キー”と判定されてしまう」という記述は誤りであり、実際にはSP2c付属インストール メディアではSP2b以前のプロダクトキーを使用することはできる。 Service Pack 3 2008年4月21日に完成し、2008年5月6日にMicrosoftダウンロードセンターおよびWindows Updateで公開された。Network Access Protection、ブラックホールルーター検出、カーネルレベルでのFIPS 140-1 Level 1準拠の暗号化サポートがサポートされ、プロダクト アクティベーション システムが変更された。既にインストール済みの環境に SP3を適用する場合、SP1もしくはSP2が適用されている必要がある。SPが未適用の初期バージョンには、直接SP3を適用することはできない。また、SP3を適用したメディアはOEM向けにのみ提供されリテールパッケージは販売されていない。2014年4月9日、サポートを終了した。
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