PXA3xxシリーズとは? わかりやすく解説

PXA3xxシリーズ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/09/12 15:33 UTC 版)

XScale」の記事における「PXA3xxシリーズ」の解説

2005年8月インテル後継となるMonahans(コード名)を発表した新開発第三世代XScaleプロセッサ・コア開発しその上でSoCとしての周辺機能やデータ・スループットを大幅に改善した当初はPXA29xシリーズとなる予定だったが、XScaleマーベル移った後、仕様変更経て2006年11月にPXA3xx (PXA300/PXA310/PXA320) シリーズとして改め製品発表が行われた。動作周波数最大806MHz。性能向上は例えば624MHz同士比較した場合、PXA270に比較して25%だという。2005年8月時点では、2700Gの後継となる組み込み用グラフィックスコプロセッサ(コード名Stanwood)も発表しているが、2006年11月PXA300シリーズ発表時点発表はされなかった。(写真インテル時代のPXA290試作品の物であり、PXA3xxシリーズとは異なる。) PXA300シリーズ採用され第三世代XScaleコアは、それまでXScaleコアと同様ARM V5TE互換であることに変化はない。しかし、性能上のための根本的な改良加えられている。 PXA320では256KBのL2キャッシュ追加された。 内部ローカルバス本数増やし、バススイッチという機能データ転送多重化行ったワイヤレスMMX系の命令セット追加した。(ワイヤレスMMX2) PXA320では最高806MHz、PXA310/300でも最高624MHzを仕様とした。 DRAMとして、DDR-SDRAM標準対応とした。 NANDコントローラ内蔵し、システムブートをNANDからできるようにして、NORフラッシュメモリ不要になった。(NORメモリ対応品とNANDメモリ対応品の2種類存在する。) 加えて周辺機能としては、次のような特長がある。 PXA320ではVGA16ビットカラー対応のオンチップ・フレームメモリ(RAM)を内蔵LCDコントローラとしてはSVGA解像度までを標準サポート省電力機能強化、ワイヤレス・スピードステップ2となったLCDコントローラ2Dグラフィック・アクセラレーション機能追加された。 USB機能強化デバイス機能クライアント)ではUSB2.0ハイスピード対応になった。(ホスト機能・OTG1.1フルスピードのまま) クイックカメラ・キャプチャ機能では、PXA310場合最大500万画素まで対応する PXA310では、MPEG2/4,H.264,JPEGなどのコーデック機能ハードウェア内蔵することで、消費電力ピーク抑えるように考慮されている。 製品以下の通りPXA3002006年11月) エントリレベル向けまたは低消費電力用途向け。16ビット外部バス。208MHz/624MHz。 PXA3102006年11月携帯電話情報端末向け。16ビット外部バスマルチメディア拡張機能内蔵セキュリティ機能搭載。624MHzのみ。 PXA3202006年11月ハイエンド機器向け。32ビット外部バスL2キャッシュ搭載、624MHz/806MHz。

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PXA3xxシリーズ

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XScale」の記事における「PXA3xxシリーズ」の解説

IT通信機器関連では、発表後1年経て国内外スマートホン携帯情報端末 (PDA) への搭載確認されている。組み込み機器についてはプロセッサ名が公表されないため情報少ないが、産業用組み込みプロセッサとしても既に使用されているようである。

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