PUAとは? わかりやすく解説

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PUA

フルスペル:Potentially Unwanted App, Potentially Unwanted Application
別名:不要と思われるアプリケーション潜在的に迷惑なアプリケーションおそらく不要なアプリケーション

PUAとは、インターネットセキュリティ分野において、マルウェア該当するような悪質さはないものの、適切とも言いがたく、多くの人にとっては不要であり排除した方が好ましいと判断し得るアプリケーション総称である。

セキュリティベンダーSophosソフォス)は、PUAに該当するアプリケーション種類として、アドウェアダイヤラリモート管理ツール、ハッキングツール等を挙げている。

同じくセキュリティベンダーSymantecシマンテック)は、PUAには「セキュリティプライバシーリソース消費影響するアプリケーションや、他のセキュリティリスク関連するアプリケーション」が含まれる述べている。

PUAは、システム乗っ取った金銭窃取したりといった悪質さはなくても、多分にシステム健全な運用から逸脱する。ただしSophos一部ユーザーにとっては有意義なアプリケーションである可能性認めており、アンチウィルスソフトがPUAを検知した場合許可する削除するかを個別設定できるようにしている。


参照リンク
不要と思われるアプリケーション(PUA)とは? - Sophos Community
potentially unwanted application (潜在的に迷惑なアプリケーション) - シマンテック 用語集

Pua

名前 プア

潜在的に迷惑なアプリケーション

(PUA から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/09/27 11:42 UTC 版)

潜在的に迷惑なアプリケーション (: Potentially Unwanted Application, PUA) あるいは潜在的に迷惑なプログラム: Potentially Unwanted Program, PUP)とは、マルウェアほど悪質ではないが、健全とも言い難いアプリケーションを指す[1]

シマンテックは、PUAがセキュリティプライバシーの脅威となったり、コンピュータのリソースを浪費する可能性があり、ユーザーの許可なしにインストールされると指摘している[2]

ソフォスは、PUAに分類されるものとしてアドウェアダイヤラー、悪質ではないが不要なソフトウェア、リモート管理ツール、ハッキングツールなどを挙げている。

しかし、必ずしもすべてのユーザーにとって不要なものであるとはみなしていない。ソフォスは、アンチウイルスソフトウェアでPUAを発見することができるが、削除するかどうかはユーザーの判断に委ねられるとしている[3]

オンラインソフトウェアには、インストール時に他のソフトウェアもインストールするように勧めるもの(バンドルソフトウェア)があるが、これもPUAとみなされることがある。

こうしたものの対策として、バンドルソフトウェアをインストールしないようにするソフトウェアが存在する[4]

コンピュータゲームの人気に便乗し、ゲームソフトエミュレータを騙ってユーザーにインストールされようとするPUAがセキュリティベンダーによって報告されている。

それらはYouTubeのような動画サイトや、BitTorrentなどで拡散されている。こうした行為は、アフィリエイトプログラムで収益を上げることを目的としている[5][6]

脚注



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