OPS-24とは? わかりやすく解説

【OPS-24】(おーぴーえすにじゅうよん)

海上自衛隊保有する三次元対空レーダー
世界初艦載アクティブフェイズドアレイレーダーAESA)であり、あさぎり護衛艦むらさめ型護衛艦たかなみ型護衛艦搭載されている。

OPS-24は「ちくご」型護衛艦から搭載されてきたOPS-14後継となる三次元対空レーダーで、機械式ではあるが、世界さきがけてフェーズドアレイを搭載している。
使用周波数OPS-14と同じDバンドで、アンテナ毎分1020回転して全周走査する。
この間電波ビームを垂直方向に電子走査して、目標方位、距離、速度並びに高度を算出する
最大探知距離、同時追尾数は明らかにされていないが、それぞれ200km、5060目標程度だと目されている。

搭載艦

あさぎり型護衛艦
むらさめ型護衛艦
たかなみ型護衛艦

諸元

用途対空レーダー
開発年度昭和60年1985年
走査方式アクティブ・フェーズド・アレイ
製作・主契約会社三菱電機
空中線アクティブ・フェーズド・アレイ
周波数範囲D(L)バンド
構成空中線励振受信機目標検出器信号処理機、ラインフィルタ、分電盤

OPS-24

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/23 02:38 UTC 版)

OPS-24は、三菱電機製の3次元レーダー。世界初の艦載用アクティブ・フェーズドアレイ(AESA)レーダーであり、海上自衛隊汎用護衛艦(DD)において対空捜索レーダーとして搭載される[1]




注釈

  1. ^ 昭和62年度の組織改編で第2研究所に移管された。また、第2研究所は平成18年度の組織改編で電子装備研究所に改称した
  2. ^ 三菱電機(MELCO)社は、空自の3次元レーダーであるJ/FPS-1、海自の2次元対空捜索レーダーであるOPS-11の主製作社であった
  3. ^ 日本電気(NEC)社は、パッシブ・フェーズドアレイ・レーダーである空自用のJ/FPS-2、海自用のOPS-12の主制作社であった

出典

  1. ^ 多田 2010.
  2. ^ a b 藤木 2005.
  3. ^ 技術研究本部 2002, 第2研究所.
  4. ^ 技術研究本部 2002, 技術開発官(航空機担当).
  5. ^ a b c 香田 2015, pp. 203-204.
  6. ^ 長井 1991.
  7. ^ 海人社 2003.
  8. ^ a b 佐藤 2014.
  9. ^ 多田 2003.


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