Nothing butとは? わかりやすく解説

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nothing but

別表記:ナッシングバット

「nothing but」とは、ほかならないしかないということ意味する表現である。

「nothing but」とは・「nothing but」の意味

「nothing but」は、「only」や「just」と同様の意味をもつが、主に否定的な文脈使用されるその物事が他に何もないその物事だけであることを意味する。「be nothing but」の形で用いられる場合は、「ただ~にすぎない」という意味を表す。「nothing but do」の形で用いられる場合は、「ただ~するだけ」という意味をもち、「他には何もないということ強調する表現となる。

「nothing but」の発音・読み方

「nothing but」の発音記号は、「nʌ'θiŋ bət」である。カタカナ表記する場合は、「ナァシィン(グ)バァトゥ」となる。「th(θ)」の発音は、舌の先前歯軽くむようにあて、その隙間から「ス」と息出して発音する

「nothing but」の覚え方・コアイメージ

「nothing but」を覚えるには、まず「nothing」と「but」の意味理解する必要がある。「nothing」は「何も~ない」という意味をもつ。「but」は、いくつかの意味をもち、前置詞として使われるときには~を除いて」という意味をもつ。つまり「nothing but」は、直訳すると「~を除いて何もない」という意味になり、 自然な日本語表現に訳すと「~しかない」という意味を表す。コアイメージとしては、「それしかない」「それ以外にない」などが挙げられる

「nothing but」の語源・由来

「nothing but」の語源は、15世紀後半頃まで使われていた中世英語さかのぼる。中世英語の中では、「nything boten」や「noght boten」といった形で書かれていた表現がある。「boten」が「but」の、「nything」や「noght」が「nothing」の前身であるとされている。現代英語へと変遷する中で、「nothing but」という形で定着していった。また、「nothing but」はもともとは「except」や「apart from」と同様に~を除いて」という意味で使われてきた。しかし時を経て現在のような「~しかない」「ただ~だけ」という意味で使われるようになった現代英語では否定的なニュアンスを含むことが多い。

「nothing but」の同義語・類義語

「nothing but」の同義語・類義語には、以下のようなものがある。しかし、「nothing but」は否定的なニュアンスを含むことの多い表現であるため、文脈合わせた使い分けが必要となる。
・「only」「just」:
「ただ~だけ」という意味を表す。単一事物や状態を強調するために使われるが、否定的ニュアンス強調されない
・「merely」:「ただ~にすぎない」「単に」という意味を表す。

「nothing but」に用いられる不定詞

「nothing but+不定詞」は、「~するだけである」という意味を表す。主語が「何かをする以外に何もしない」ことを強調するために使われる例えば、「She does nothing but to complain about her job.」は、「彼女は自分仕事不平ばかりを言う。」という意味になり、「不平を言う」という部分強調されている。

「nothing but」と「anything but」の違い

「nothing but」は、「~しかない」という意味で、「nothing but」のあとに続く語句強調される例えば、「He is nothing but a liar.」は、「彼は嘘つきしかない。」という意味である。これに対し、「anything but」は、「決して~ない」という意味をもち、「何かが~ではない」ことを強調するはたらきをする。例えば、「He is anything but a liar.」は、「彼は決し噓つきではない。」という意味になり、「nothing but」を使った文とは真逆の意味をもつようになる

「nothing but」を含む英熟語・英語表現

「nothing but do」とは


「nothing but do」は、「ただ~するだけである」「~してかりいる」という意味を表す。例えば、「I did nothing but study all day yesterday.」は、「私は昨日一日中ただ勉強したけだった。」という意味になる。「nothing but」が「study」前に置かれることで、「勉強しただけで、他には何もしなかった」という意味合い強調されている。

「Be nothing but」とは


Be nothing but」は、「ただ~にすぎない」「何のことはない~である」という否定的なニュアンスをもつ表現である。例えば、「The movie is nothing but a waste of time.」という文は、「この映画はただの時間無駄にすぎない。」という意味になる。このようにBe nothing but」には、その物事が単純で、深い価値重要性がないというニュアンス含まれる

「There is nothing but」とは


There is nothing but」は、「他には何もない」「~以外何もない」という意味を表す。例えば、「There is nothing but sand in the desert.」という表現は、「砂漠には砂以外何もない」という意味になる。他にも「There is nothing but water in the glass.」は「グラス中には以外何もない」という意味になる。このようにThere is nothing but」は、特定の状況場所について説明する際に使われ、何もその他の要素要因存在しないことを示唆している。

「nothing but」の使い方・例文

「nothing but」を使った例文には次のようなものがある。
・He does nothing but play video games all day.(彼は一日中ビデオゲームをする以外何もしない。)
I do nothing but listen to music when I’m at home.(家にいるときは音楽を聴く以外何もしない。)
・The job was nothing but long hours and low pay.(その仕事長時間労働低賃金にすぎなかった。)



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