GTE SE5(1968年 - 1972年)・SE5A(1972年 - 1975年)
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1965年にオーグル・デザインはガラスメーカーのトリプレックスと共同で、GTのシャシーにスポーツワゴンのボディを架装、「オーグル・デザインGTS」として発表。1968年10月にこのプロトタイプの市販化モデルとして登場したのがGTE(SE5)である。GTEはスポーツカーの性能、ワゴンの実用性、魅力的なスタイリングを併せ持つ「スポーツワゴン」という新ジャンルの開拓車となった。 エンジン・メカニズムはGT譲りであったが、エンジンはまもなく3,000ccに一本化された。1970年には、ボルグワーナー製3速オートマチックが、翌年には4速+オーバードライブがそれぞれオプションとして追加された。1970年にはリアワイパーが標準装備となり、ここでも流行の先鞭をつけた。1972年にはエンジン出力アップ(+7馬力)、ダッシュボード刷新などの変更を受けてSE5Bとなり、0-60マイル加速9.3秒という、当時としては相当な高性能車となった。 SE5は2,500台弱、SE5Bはシリーズ最多の6,630台ほどが生産された。オーナーの中には英国王室のアン王女の名もあった。日本にはリライアントの輸入代理店が存在せず、正規輸入は行なわれなかった。例外として1974年頃に大阪の中古車販売業者がSE5の中古車を1台並行輸入したケースがあるが、当時のカーグラフィック誌が早速ロードインプレッションに取り上げたところ、エンジン不調や英国の中小メーカー製品の特に初期モデルにはありがちな細部の仕上げ不良のため評価は低かった。
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