ジーコム‐ダブリューワン【GCOM-W1】
読み方:じーこむだぶりゅーわん
地球環境変動観測ミッション
(GCOM-W1 から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/13 06:47 UTC 版)
地球環境変動観測ミッション(GCOM : Global Change Observation Mission、ジーコム)は、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が進めている、人工衛星を利用した地球環境の変動を長期的に観測する計画。国際プロジェクトの全球地球観測システム(GEOSS)10年計画に沿い、10~15年程度の期間、全地球上の降水積雪量や水蒸気量、雲、エアロゾル、植生などの物理データを観測し、そのデータを気候変動予測や気象予測、水や食料資源管理などに利用し、その有効性を実証することを目的としている。
- 1 地球環境変動観測ミッションとは
- 2 地球環境変動観測ミッションの概要
GCOM-W1
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/06 05:11 UTC 版)
「地球環境変動観測ミッション」の記事における「GCOM-W1」の解説
水循環変動観測衛星 しずく(GCOM-W1)は、大気や土壌中の水分量や温度を観測することが出来る高性能マイクロ波放射計AMSR2を搭載し、降水量、水蒸気量、海洋上の風速や水温、陸域の水分量、積雪深度を観測する。 質量は約1,900 kg、設計寿命は5年。高度約700 kmの極軌道に投入される。昇交点通過地方太陽時は13時30分±15分の午後軌道。これはAMSR-Eを搭載した既存のAqua衛星のデータと整合性を取るためである。衛星の開発費は200億円。2011年度にH-IIAロケット21号機にて打ち上げられる予定であったが、相乗りする韓国の多目的実用衛星3号の製造遅れにより、2012年度に延期され、同年5月18日に打ち上げられた
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