EM菌をめぐる裁判
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/19 15:09 UTC 版)
暗黒通信団がWebページに掲載した、ジャーナリストの出口俊一の行為を批判した記事(「学界のトンデモ 出口俊一【と学会誌初出】」)について、教育学者の左巻健男がTwitterで引用した際に、株式会社EM研究機構の顧問であった出口が左巻に対し、名誉毀損を理由に謝罪と賠償を求めて裁判を起こした。東京地方裁判所、東京高等裁判所でいずれも出口側が敗訴した。2017年9月に最高裁判所で上告棄却の決定が出され、高裁判決が確定した。裁判記録によれば、出口俊一は裁判当初EM研究機構とは関係ない身分であると主張していたが、EM研究機構顧問と書かれた名刺が証拠として提出され採用された。暗黒通信団は裁判中この記事の保存を目的として電子書籍として国会図書館に納めた。また、この事件と平行して、暗黒通信団はEM菌の利活用を推進する(株)デジタルニューディールのメールマガジンにて名指しで批判された。暗黒通信団のWebサイトによれば「暗黒通信団自体も(おそらく裁判を起こすために)プロバイダ責任法に基づく情報開示請求を受けた」との記載がある。2017年7月には被告の左巻健男自身が暗黒通信団から裁判経過を綴った同人誌(『EM菌 擁護者と批判者の闘い』)を出した。天羽優子によって整理された裁判資料が団のWebページによって公開されている。
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