COMとMECC
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/14 15:05 UTC 版)
ICEpowerのアンプはアナログ領域で信号処理を行うため、アナログクラスDと呼ばれている。従来のPWMアンプとは異なり、ICEpowerは三角波を必要としない自励発振式で複数のフィードバックループを持ち、COM (Controlled Oscillating Modulator) とMECC (Multivariable Enhanced Cascade Control) という2つの独自技術で成り立っている。 COM はローパスフィルタの内側のループで、自励発振型のクローズドループシステムである。このループで出力段での非線形性を抑制するとともに高いPSRRを実現している。また、変調とフィードバック制御を同じブロックで行うため、回路構成は非常にシンプルである。 MECC ローパスフィルタの外側、即ちアンプ出力端子からのフィードバックループである。MECCによってローパスフィルターで生じる非線形性が抑制され、AB級アンプを凌ぐ極めて低い出力インピーダンスと高いスピーカー制動力を得ることができる。
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