回路構成
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/07 06:04 UTC 版)
ワンセグ受信回路はアンテナ、フィルタを含むチューナー回路、OFDM復調回路、MPEG-4AVC/H.264, MPEG-2 AAC復号回路から構成されている。 2008年のワンセグサービス開始当初にはワンセグ受信用にチューナ用LSI、OFDM復調用LSI、フィルタ、水晶発振子、受動部品が1つのモジュール組み込まれたワンセグ・チューナ・モジュールが使用されることが多かったが、現在はチューナ回路とOFDM復調回路を1つに統合したLSIを周辺部品とともに直接、メイン基板に実装するものが一般的となった。 2013年には12セグメント放送(フルセグ)対応のスマートフォンが初めて発売された。その後はしばらくフルセグ対応のスマートフォンが発売されたが、2020年5月に発売されたXperia 1 II を最後として、以降フルセグ機能を持ったスマートフォンは発売されていない。 JEITAの統計によれば2011年1月でワンセグ機能付き携帯電話の日本国内出荷実績が2007年7月からの累積出荷台数で1億台を突破した。また2008年には、全携帯電話の出荷の80%以上がワンセグ機能付きであり、高いワンセグ搭載率が数年続いた。しかし2010年にはワンセグ搭載率は6割にまで低下、その後も低下を続け、2014年以降には低下が顕著となり、4割を切るようになった。2020年にはワンセグ搭載機種はわずか2機種となり、2021年にはワンセグ対応機は発売されなかった。
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