ブロー成形
パリソンと呼ばれる中空で円筒状の溶けた樹脂を上方から押し出し、横方向に開いた型の間に垂らす。型の下端まで垂れたら型を締め、上部からパリソンの中に圧縮空気を送り込んで、パリソンを型の形状部に張り付けて冷却し、袋状のものを成形する方式。雌型だけでいいという利点がある。成形の形状精度、時間などの生産性には限度がある。スポイラー、タンクなど袋状のものに適している。とくに自動車のガソリンタンクは、鋼板では成形上無理なものができるので、近年ブローの増加が著しい。ピットボトルは射出ブロー成形といわれ、射出でビン状のものをつくり、それを再加熱して延伸し、ブローするという方法が一般的である。
ブロー成形
(Blow molding から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/10 07:16 UTC 版)
ブロー成形(ブローせいけい)、または中空成形(ちゅうくうせいけい)、吹込み成形(ふきこみせいけい)とは、プラスチックの加工法の一種。ペットボトルやポリタンクなど、中空の製品を作るのに用いられる。ブロー成形にはダイレクトブロー成形、インジェクションブロー成形、シートブロー成形、フリーブロー成形等があり、それぞれの用途に合せて使用される。
- 1 ブロー成形とは
- 2 ブロー成形の概要
- 3 関連項目
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