8590系の製造による組成変更
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「東急8090系電車」の記事における「8590系の製造による組成変更」の解説
1988年9月から1989年2月にかけて、将来のみなとみらい線との直通運転に備え、編成出力を上げることを目的としてMT比を従来の5M3Tから6M2Tに増強するため、組成変更を実施した。地下鉄乗り入れに必要な前面貫通式とし、また制御電動車としたデハ8590形 (M1c、桜木町・元町・中華街寄り先頭車) とデハ8690形 (M2c、渋谷寄り先頭車) を各5両新製。従来の8両編成から3両 (M1-M2-T) ずつ抜き、先頭車2両に抜いた3両×2を組み合わせた、8両編成5本を新たに組成した。 また、従来の編成から3両抜かれて残った5両編成は大井町線に転用された。 この8両編成を特に8590系と呼んで区別することがある。8590系は当初より自動放送装置と電動ワイパーを採用し、9000系に準じた構造にもなっている。8500番台になったのは先頭車が電動車であるという8500系の要素が入っているためである。営業運転開始時は同線の急行専用(平常時)だったが、2001年3月28日のダイヤ改正で特急から各駅停車までの全種別に充当されるようになった。
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