3Dスキャン
別名:3Dスキャニング,3次元スキャン,三次元スキャン,立体スキャン
【英】3D scan, 3D scanning
3Dスキャンとは、物体を2次元画像ではなく、立体のデータ(3Dオブジェクト)として取り込むことである。
3Dスキャンでは、取り込んだデータを、縦・横・高さの座標軸を持つ仮想的な空間の中に配置し、3DCGとして再現している。座標を測定する装置は「3Dスキャナ」(3次元スキャナ)などと呼ばれている。
3Dスキャンの方法としては、対象に触れずに計測する「非接触式」と、実際に対象に接触して位置を測定する「接触式」に大きく分けることができる。非接触式の3Dスキャンは、複数のカメラを用いて(視差などを利用して)計測する場合が多い。接触式の3Dスキャンは、スキャンできる対象の大きさに制約がある反面、より精密なスキャンが可能であるという利点がある。
3Dスキャニング
(3Dスキャン から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/14 14:23 UTC 版)
3Dスキャニングは(スリーディー・スキャニング)、3D測定機器(光学スキャナ、レーザースキャナ等)を使用し、測定対象物の表面形状を3次元すなわちXYZ値のデジタルデータとして取得する仕組みである[1][2][3][4][5]。3Dスキャン技術とも[6]。
- ^ Bernardini & Rushmeier 2002, pp. 149–172
- ^ “Matter and Form - 3D Scanning Hardware & Software”. matterandform.net. 2020年4月1日閲覧。
- ^ OR3D. “What is 3D Scanning? - Scanning Basics and Devices” (英語). OR3D. 2020年4月1日閲覧。
- ^ “3D scanning technologies - what is 3D scanning and how does it work?” (英語). aniwaa.com. 2020年4月1日閲覧。
- ^ “what is 3d scanning”. laserdesign.com. 2022年11月14日閲覧。
- ^ “3Dスキャンとは”. 有限会社 原製作所. 2023年9月14日閲覧。
- ^ 山本 2012, pp. 174–177
- ^ 木村, 中原 & 岩内 2016, pp. 383–387
- ^ 鈴木 & 高橋 2022, pp. 307–313
- ^ 三船 & 廣川 2016, pp. 43–54
- ^ 三船 & 廣川 2017, pp. 45–64
- ^ 竹下 2021, pp. 9–16
- ^ 久保江 2017, pp. 44–51
- ^ 久保 2023, pp. 71–76
- ^ 福田 & 田中 2016, pp. 437–445
- ^ 山口 & 藤巻 2022, pp. 4–9
- ^ 岸本 2023, pp. 83–87
- 1 3Dスキャニングとは
- 2 3Dスキャニングの概要
- 3 概要
- 4 ギャラリー
- 5 参考文献
- 6 脚注
3Dスキャン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/08 22:55 UTC 版)
「3DCGソフトウェア」の記事における「3Dスキャン」の解説
3Dスキャンには、レーザースキャナーを用いたレーザースキャン、一般的なカメラやステレオカメラを用いたイメージベースモデリング、カメラ及びプロジェクターを用いた構造光3Dスキャニング(英語版)などの手法がある。 イメージベースモデリングは写真測量法を用いた3Dスキャンの一種で、複数の画像や動画から自動的又は半自動的にモデル生成を行うことができる。実物モデルはマッチムーブに良く使われるため、トラッキングソフトウェアにはイメージベースモデリング機能を持つものがある (boujouやPFTrackなど)。 PhotoModeler(英語版) (Eos Systems (商号PhotoModeler Technologies)) Premium版と様々な制限のあるStandard版が存在する。移動したり変形するオブジェクトにも対応している。2012.2でレーザースキャンデータにも対応した。 Autodesk ReCap Pro (オートデスク) クラウドベースのイメージベースモデリングツールReCap Photo (Autodesk ReMakeの後継、123D Catchの後継の後継) が付属している。ライセンス無しでもReCapとして使うことが可能だが、機能が著しく制限され、イメージベースモデリングも不可能となる。iPad版もある。 LiDARスキャンしたデータの利用や、ポイントクラウドの編集にも対応している。 3DF Zephyr(英語版) (3Dflow) イメージベースモデリングソフトウェア。無料のFree版および安価なLite版も存在する。3.0でレーザースキャンデータにも対応した。 RealityCapture(英語版) (Epic Games←Capturing Reality) イメージベースモデリングソフトウェア。写真とレーザースキャンデータのどちらかもしくは両方からモデルを生成する。レーザースキャン未対応の安価なPGM版もある。 HoudiniがRealityCaptureとの連携プラグインを提供している。モバイル版のRealityScanも開発中。 ContextCapture (Bentley Systems←Acute3D) 旧Smart3DCapture。イメージベースモデリングソフトウェア。以前は無料版と安価なBasic版も存在したが、Bentley Systemsの買収によって終了した。 LoD生成に対応している。Connect Edition Update 4で、レーザースキャン等により取得したポイントクラウドの処理にも対応した。 Agisoft Metashape (Agisoft) 旧PhotoScan。イメージベースモデリングソフトウェア。ポイントクラウドデータの読み込み及び色付けも可能。スティッチによる360度パノラマ作成にも対応している。過去にはステレオ画像専用の無料版であるStereoScanも存在した。GPUやネットワーク処理に対応。ライティング除去にも対応。 ライティング除去用単体ソフトのAgisoft De-Lighterが無料で提供されている。 Trnio iPhone用の3Dスキャンソフトウェア。イメージベース及びARKitによるスキャンに対応している。 Polycam LiDARセンサーを積んだiPad及びiPhone用。2.0で写真測量法に対応した。
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