さんてんきゅう‐ジー【3.9G】〔サンテンキウ‐〕
読み方:さんてんきゅうじー
LTE
読み方:エルティーイー
別名:ロングタームエボリューション,Super 3G,3.9G,第3.9世代携帯電話
LTEとは、移動体通信の通信規格の一種で、3G(第3世代携帯電話)の通信方式であるW-CDMAに複数の新技術を追加することにより、高速化を実現する規格のことである。
LTEでは、W-CDMAを基盤技術として、多重アクセス方式であるOFDMA(直交周波数分割多元接続)やSC-FDMA(シングルキャリア周波数分割多元接続)、ならびに、複数のアンテナを用いて送受信を行うアンテナ技術であるMIMO(Multiple Input Multiple Output)といった高速化技術が採用されている。データ伝送の速度は、下り方向で最大100Mbps、上り方向で50Mbps以上という、高速通信が実現可能とされる。
LTEは、3Gの技術と新世代技術との間を橋渡しする規格とされている。NTTドコモが提供するHSDPAの「3.5G」を継ぐものとして、「3.9G」と呼ばれることも多い。ちなみにNTTドコモではLTEを「Super3G」とも呼んでいる。
LTEはW-CDMAを策定した規格化団体3GPPによって仕様が策定された。なお、LTEと同様、OFDMAやMIMO技術を採用した無線通信技術として、WiMAXフォーラムが策定したモバイルWiMAXなどを挙げることができる。
参照リンク
LTE - 3GPP - (英語)
第3.9世代移動通信システム
(3.9G から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/22 22:52 UTC 版)
第3.9世代移動通信システム(だいさんてんきゅうせだいいどうつうしんシステム、略称: 3.9G)とは、第3世代移動通信システム(ITUの定める「IMT-2000」規格)を高度化したものを特に区別する場合に言う。デジタル方式の携帯電話やその通信方式の一つ。モバイルWiMAXやLTEが含まれる。有線と比較すると、実効速度ではおおよそADSL並の通信速度となる。
- 1 第3.9世代移動通信システムとは
- 2 第3.9世代移動通信システムの概要
- 3.9Gのページへのリンク