21世紀にまたがる作曲家のキリスト教音楽
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/23 23:17 UTC 版)
「キリスト教音楽」の記事における「21世紀にまたがる作曲家のキリスト教音楽」の解説
メシアン以降の世代でキリスト教的思想の音楽を多く書き、かつ現代音楽界に影響力を持つ作曲家としてはまずスイス出身のクラウス・フーバーの空間音楽を駆使したノーノもどきの演奏会用宗教音楽が挙げられる。一方、親がプロテスタントの教会音楽家だったドイツのヘルムート・ラッヘンマンはその合唱曲の「慰め」 (Consolations) IからIIIにおいて宗教的題材の作品があるが、本人が声楽曲を避ける傾向にあるために、それ以降には宗教作品は作られていない。フーバーの弟子でありラッヘンマンの後輩のイギリス出身のブライアン・ファーニホウは、「ミサ・ブレヴィス」などの宗教テキストを時々取り上げている。これら3人はシュトゥットガルトあるいはフライブルクを拠点に活動しており(ファーニホウはその後カリフォルニアに移る)、また1970年代以降ダルムシュタット夏季現代音楽講習会で多く教鞭をとり、セリエル音楽のトンネルを抜けた経験を持つという共通点がある。
※この「21世紀にまたがる作曲家のキリスト教音楽」の解説は、「キリスト教音楽」の解説の一部です。
「21世紀にまたがる作曲家のキリスト教音楽」を含む「キリスト教音楽」の記事については、「キリスト教音楽」の概要を参照ください。
- 21世紀にまたがる作曲家のキリスト教音楽のページへのリンク