2001年の逮捕
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『HAMADA COMPANY』の最後の出演から間もない2001年(平成13年)12月9日、田代は近所の男性宅風呂を覗いたとして、軽犯罪法違反で現行犯逮捕された。さらに自宅から覚醒剤が発見され、覚せい剤取締法違反容疑(使用・所持)で12月11日、再逮捕された。これを受け、当時田代の所属していたエムティエムプロダクションは同年12月11日付で田代を契約解除した。 これを受け、芸能界復帰に手助けした志村や桑野信義は、「あいつは最低な事をしたのだから芸能界から消えてもらいたい」と田代を突き放すコメントをした。2002年(平成14年)1月に放送された『新春かくし芸大会』や『志村けんのバカ殿様』の収録にも参加していたが、逮捕後の放送のため田代の収録分は全てカットされお蔵入りとなった。フジテレビ側も「今後の彼の出演は考えられない」と語った。また、これらの不祥事が2ちゃんねるで話題となり、一時的にアメリカの『タイム』誌のパーソン・オブ・ザ・イヤーに選ばれる「田代祭」と呼ばれる騒動も起きた(最終的には、田代はパーソン・オブ・ザ・イヤーの対象外となっている)。 この事件の公判で裁判長から職業を質問された際に「元タレント」と答えたことから、その後「元タレント」とテレビなどで表記される様になった。また、シャネルズ・ラッツ&スター時代も含めた田代の過去のVTRや写真が地上波で放送・公開が不可能になり、田代のVTRや写真などがテレビで放送される際は田代の音声が薄らかであるか全体を修正されたり、顔を隠されたり、身体の一部しか映らない程度の映像になることが多くなった。またCSの有料チャンネルなどでは、過去の出演作品がそのまま放送されていたが、これらも終了となっている。なお田代は後日、お蔵入りになった番組など8,000万円の損害賠償請求をされ、7年経過した2009年(平成21年)になっても返済していることを公表した。後年になって田代は、この8000万円という賠償額に関して「事務所との折半でこの金額だった」と語っている。 2002年(平成14年)3月、裁判で懲役2年執行猶予3年の判決を受けた。その後はVシネマ監督として復帰し『鯨道』シリーズなどを手がける。また2003年(平成15年)正月には『サンデージャポン』にVTR出演。2004年(平成16年)春頃にはテレビ界復帰も検討されたが、同年6月16日深夜午前1時頃、杉並区梅里を運転中に青梅街道の「転回禁止」の場所でUターンしてオートバイに乗った男子学生に衝突し大ケガをさせる人身事故を起こし、業務上過失傷害と道路交通法違反容疑で書類送検された。これにより復帰が白紙に戻る。この件で鈴木雅之が田代の代わりに謝罪している。
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