2000年代以降の誤認逮捕の例
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/13 05:22 UTC 版)
「誤認逮捕」の記事における「2000年代以降の誤認逮捕の例」の解説
※逮捕されたが起訴されなかった事件、あるいは逮捕・起訴されたが有罪判決が出なかった事件で大きく取り上げられた事件。※監視カメラの映像が原因の誤認逮捕の例は「監視カメラ#誤認逮捕」を参照。 2002年6月8日、『ウルトラマンコスモス』第49話放送後、主演の杉浦太陽が本作放映開始前の2000年に起こった傷害・恐喝事件の容疑者として逮捕された。被害者が「事件の一部を虚偽と認める陳述書」を提出したため不起訴処分となった。詳細は「ウルトラマンコスモスの主演俳優逮捕とその影響」を参照。 2004年2月17日、店内において女が「泥棒!」と叫び、前に並んでいた老人の男性が、周囲の店員や警察官に長時間取り押さえられ、心臓発作で死亡するという事件が起きた。虚偽で告訴した女は逃走し、行方は判明していない。 詳細は「四日市ジャスコ誤認逮捕死亡事件」を参照 2012年10月、警視庁・神奈川県警・三重県警・大阪府警が、犯罪予告を電子掲示板に書き込んだなどとして逮捕した、被疑者の男性と少年について「誤認逮捕だった」として、逮捕した4人に対して謝罪する事態になった。 詳細は「パソコン遠隔操作事件」を参照 2014年12月、大阪府警察鉄道警察隊の警察官が元会社員の男性を、南海高野線の電車内で痴漢をしたとして堺東駅で現行犯逮捕したが、男性は一貫して容疑を否認。警察官らは被害者の女性から、男性に似た人物から痴漢をされていると相談を受けていて、その証言に基づき逮捕した模様だが、翌2015年8月に大阪地方裁判所堺支部が「証拠不十分」として無罪判決を言い渡した。 2019年7月、タクシー車内から売上金や運転手のセカンドバッグ等を盗んだとして、愛媛県内の20代女性が誤認逮捕され、2日後に釈放された(松山簡易裁判所が勾留請求を却下したため)。その後、女性と容姿が似た人物が「ドライブレコーダーに映っていたのは私です」と名乗り出たことで誤認逮捕が発覚した。松山地方検察庁は7月26日、この女性を不起訴(嫌疑なし)とした。また、8月に女性が弁護士を通して手記を公表し、警察の杜撰な捜査が発覚した。この逮捕に関して山本順三国家公安委員長および中村時広愛媛県知事がそれぞれ記者会見で愛媛県警を非難する事態となった。
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