12代目ドクターの記憶
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/30 15:36 UTC 版)
ダヴロスはシリーズ9『魔術師の弟子』と『魔法使いの友』(2015) で再登場し、崩壊から逃れてスカロを復元し、ダーレク族から延命治療を受けていた。しかし健康状態が悪化した際に彼は少年時代を想起し、『ダレク族の誕生』に先立つカレド族の千年戦争のさなかに12代目ドクターと会っていたことを思い出した。幼少期のダヴロスが戦場で迷子になって無数の手地雷に包囲されていたところ、12代目ドクターはソニック・スクリュードライバーを投げて彼を助けようとしていたが、ドクターはその際に少年の名前を知り、見捨てて運命に任せていたのである。ダヴロスはドクターへの最期の復讐を追い求め、ドクターをスカロへ連れて来るようコロニー・サーフに命令を下した。ドクターのコンパニオンであるクララ・オズワルドがダーレクに消された際、ダヴロスはドクターを罠に嵌めて再生エネルギーを放出させて自己を治癒して寿命を引き延ばした。しかしこの時に下水道で腐敗していたダーレクの残骸にも再生エネルギーが流れ、都市全体を揺るがす反乱が発生した。ダヴロスの部屋から脱出を果たしたドクターは中にクララが閉じ込められたダーレクと遭遇し、クララの発した言葉をダーレクの外殻が「慈悲」という語に変換したため、ダーレクが慈悲の概念を持つことに気付いた。クララと共に都市を脱出したドクターはダヴロスが何故ダーレクに慈悲の概念を持たせたかをひらめき、ダヴロスの少年時代に戻ってダーレクの銃を使って手地雷を破壊し、ダヴロスに慈悲の心を教えた。これにより、ダヴロスがダーレクを設計した際に慈悲の概念が盛り込まれることとなった。
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