ステージング環境
【英】staging environment
ステージング環境とは、システム開発におけるステージングの段階で確認に用いられる環境のことである。
ステージング環境に対比される言葉として、実際にシステムを稼動させている「本番環境」(プロダクション環境)、開発段階で用いる「開発環境」などがある。また、ステージング環境を構築するために用いているサーバーを「ステージングサーバー」、Web開発の場合はステージング段階のWebサイトを特に「ステージングサイト」と呼ぶこともある。
ステージングの段階ではシステムを公開する前に、動作や表示などについて最終的な確認が行われる。そのため、ステージング環境は本番環境にできるだけ近い、可能であれば同一の条件を持った環境を用意することが望ましい。
ステージング環境
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/11 21:29 UTC 版)
ステージング環境、または実稼働前環境は、実稼働環境に正確に類似したテスト用の環境である。 実際の本番環境を可能な限り厳密にミラーリングすることを目的としており、データベースなどの他の本番サービスやデータに接続する場合がある。たとえば、サーバーはローカルではなくリモートマシンで実行され(開発中は開発者のワークステーションで、テスト中は単一のテストマシンで)、システムでのネットワークの影響をテストする。 ステージング環境の主な用途は、本番環境に適用する前に、すべてのインストール/構成/移行スクリプトと手順をテストすることである。これにより、本番環境へのすべてのメジャーおよびマイナーアップグレードが、エラーなしで、最小限の時間で確実に完了する。 ステージング環境のもう1つの重要な用途は、パフォーマンステスト、特に負荷テストである。これは、環境に敏感であることが多いためである。 一部の組織では、ステージング環境を使用して、新機能をプレビューして顧客に触ってもらったり、外部依存関係のライブ環境バージョンとの統合を検証したりする。
※この「ステージング環境」の解説は、「展開環境」の解説の一部です。
「ステージング環境」を含む「展開環境」の記事については、「展開環境」の概要を参照ください。
- ステージング環境のページへのリンク