Na50【Na50】(野菜)
登録番号 | 第6392号 | |
登録年月日 | 1998年 5月 22日 | |
農林水産植物の種類 | とうもろこし | |
登録品種の名称及びその読み | Na50 よみ:Na50 | |
品種登録の有効期限 | 15 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構 | |
品種登録者の住所 | 茨城県つくば市観音台三丁目1番地1 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 門馬栄秀 井上康昭 加藤章夫 村木正則 濃沼圭一 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,カリビア型フリント合成品種「JF1C0」を自然交配して得られた集団からの選抜・自殖系統にカリビア型フリント品種「立石1」を交配して育成された固定品種であり,稈長が長,粒質はF(フリント)で倒伏抵抗性が強い一代雑種親品種である。 葉長は長,全葉数は多,稈長は長,着雌穂高はやや高,稈径はやや太,分げつ数は極少である。絹糸色は緑色,穂芯色は白色,穂柄角度は上向,雌穂長は短,雌穂径はやや太,雌穂形は先端円錐型,雌穂重は軽,粒列数は中,雄穂長は長,葯色は黄色である。種子色は黄色,粒質はF(フリント),胚乳澱粉は通常澱粉,粒形は丸形,粒重は中,雄穂抽出期及び絹糸抽出期はかなり晩生,雄性不稔性は無,倒伏抵抗性は強,ごま葉枯病抵抗性は中,紋枯病抵抗性はやや弱である。 「Mo17Ht」と比較して,葉長が長いこと,穂芯色が白色であること,一列粒数が少ないこと,粒形が丸形であること等で,「H84」と比較して,葉長が長いこと,穂芯色が白色であること,雄穂長が長いこと,葯色が黄色であること,粒形が丸形であること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,昭和61年に草地試験場(栃木県那須郡西那須野町)において,出願者育成のカリビア型フリント合成品種「JF1C0」を自然交配して得られた集団からの選抜個体の自殖系統に,カリビア型フリント品種「立石1」を交配し,以後,病害抵抗性,耐倒伏性等の優れた系統及び個体の選抜・自殖を繰り返して育成された固定品種である。平成3年に名称を「Na50」とし,耐病性検定,F1組み合わせ能力検定試験等の試験を実施し,6年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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