黒沢田楽
名称: | 黒沢田楽 |
ふりがな: | くろさわでんがく |
種別1: | 民俗芸能 |
保護団体名: | 黒沢田楽保存会 |
選択年月日: | 1973.11.05(昭和48.11.05) |
都道府県(列記): | 愛知県 |
市区町村(列記): | 南設楽郡鳳来町七郷一色 |
代表都道府県: | 愛知県 |
備考: | 三河の田楽 所在地が同一都道府県内のもの(このデータは種別1から移行しています) |
解説文: | この芸能は、静岡県との境の標高四、五百メートルの山腹に数戸点在している愛知県南設楽郡鳳来町七郷一色の黒沢部落の阿弥陀堂の祭(旧正月六日)に行われる。鳳来寺、田峰の田楽とともに三河の三田楽と称されている芸内容の豊富なものである。 舞は、まず神楽風の「鎮守の舞」、「阿弥陀の舞」で始まり、四十分ばかりも刀を振りながら活溌に踊る「つるぎ」、鎮めの舞「ほこ」、「獅子」、祝福と祈祷の舞「翁」、「松かげ」、「三番叟」、後半には太鼓を田や畑に見立てての田遊びの各演目など三十番以上もの次第を伝承している。 これは、三信遠境の山間を中心にして行われている同種芸能とともに、田楽の能をはじめ、猿楽、呪師の芸など中世芸能の面影をよく伝え残しており、芸能史上価値の高いものである。 |
黒沢田楽
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/28 23:30 UTC 版)
黒沢田楽(くろさわでんがく)は、愛知県新城市七郷一色字黒沢に伝わる田楽。1978年(昭和53年)5月22日に国指定重要無形民俗文化財に指定された「三河の田楽」の三つのうちの一つ[1]。
その起源は定かでないが、江戸時代初期から行われていたと考えられる[1]。1937年の第二次世界大戦開戦で一時中断したが、1953年に復活した[1]。神楽風の「鎮守の舞」「阿弥陀の舞」、刀を振りながら40分ほど踊る「つるぎ」、鎮めの舞「ほこ」「獅子」、祝福と祈祷の舞「翁」「松かげ」「三番叟」、田遊びの各演目など、30種類以上の舞を伝承していた[2]。
黒沢地区のわずか7戸の集落で受け継がれ、毎年2月の第1日曜日に阿弥陀堂で舞われていたが[1]、2018年から開催されていない[1]。
脚注
- ^ a b c d e “三河の田楽(鳳来寺田楽・黒沢田楽)”. www.city.shinshiro.lg.jp. 新城市. 2023年9月28日閲覧。
- ^ “黒沢田楽 文化遺産オンライン”. bunka.nii.ac.jp. 文化庁. 2023年9月28日閲覧。
黒沢田楽(愛知県新城市七郷一色字黒沢)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/12/05 03:17 UTC 版)
「三河の田楽」の記事における「黒沢田楽(愛知県新城市七郷一色字黒沢)」の解説
俗に墨付け田楽、あるいは墨塗り田楽と呼ばれて親しまれている。毎年2月の第一日曜日(かつては旧暦1月6日)、鍵取り屋敷である荻野家の宝刀を先頭に行列を作って峯福寺阿弥陀堂まで登り37番の芸能を行う。
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