魚類の腸テロハネルス症原虫 [Thelohanellus kitauei]
腸テロハネルス症は養殖コイの腸管に大きな瘤(こぶ)状の腫れものが生じるので、コイの"腸管腫瘤(しゅりゅう)病"ともいわれる。日本では鹿児島県で発生して以来、各地でおもに初夏から秋にかけて発生したが、コイ以外の魚への寄生はなく一般に被害は少ない。巨大な腫瘤が多くできると腸、肝臓、膵臓などが褪色し、貧血をおこして衰弱し、ときには死亡する。
原因原虫であるテロハネルスはミクソゾア類の中の粘液胞子虫類の双殻類の1属で、おもな栄養型は複雑に曲った管状であるが、そのほかに2ケの胞子をもつ栄養型もある。胞子は洋梨型(平均の長さ;26μm)で端に1ケの極嚢をもち、胞子が無色透明な袋で包まれていることが特徴である。この原虫病の対策は検討されていない。
原因原虫であるテロハネルスはミクソゾア類の中の粘液胞子虫類の双殻類の1属で、おもな栄養型は複雑に曲った管状であるが、そのほかに2ケの胞子をもつ栄養型もある。胞子は洋梨型(平均の長さ;26μm)で端に1ケの極嚢をもち、胞子が無色透明な袋で包まれていることが特徴である。この原虫病の対策は検討されていない。
魚類の腸テロハネルス症原虫と同じ種類の言葉
原虫に関連する言葉 | 魚病の原虫 甲殻類の病原原虫 魚類の腸テロハネルス症原虫 魚類のクリプトビア症原虫 睡眠病原虫 |
- 魚類の腸テロハネルス症原虫のページへのリンク