高野山電気鉄道電車脱線転覆事故
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/07 22:45 UTC 版)
「日本の鉄道事故 (1949年以前)」の記事における「高野山電気鉄道電車脱線転覆事故」の解説
1944年(昭和19年)9月3日 高野山電気鉄道(現・南海電鉄高野線)紀伊細川駅 - 上古沢駅の登り勾配を走行していた下り極楽橋駅行き電車(2両編成)が、床下より出火し急停車した。点検していたところ停止ブレーキのかけ方に不備があったため、50‰の急勾配を電車は逆走し曲線区間で脱線転覆した。71名が死亡、138名が負傷した。 なお、事故の引き金になった出火原因であるが、戦中戦後の戦時強制合併とその解消など鉄道会社の変遷の激しかった時期ということもあり、記録が残っておらず不明である。
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