高次構造とは? わかりやすく解説

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こうじ‐こうぞう〔カウジコウザウ〕【高次構造】

読み方:こうじこうぞう

たんぱく質などの生体高分子一次構造に対して二次三次・四次構造のこと。


高次構造

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/02 06:03 UTC 版)

ビトロネクチン」の記事における「高次構造」の解説

D.W.バーンズ精製したのはヘパリンに「結合しないタンパク質で、E.ルースラティのはヘパリンに「結合するタンパク質である。この矛盾は、林正男ビトロネクチンヘパリン結合性変換することを実証しヘパリン結合部位の「結んで開いてモデル(cryptic-to-open model)を提唱した。 この「結んで開いて理論隠れたのが分子表面に出るという理論)が、生理的条件下での活性調節理論である。ヘパリンに「結合しない」状態は、ヘパリン結合部位ビトロネクチン分子内に隠れていて、生体内不活性である。活性化すると、ヘパリン結合部位が「開いてビトロネクチン分子表面にでて、ヘパリンなど必要な分子結合するK.T.プライスナーは、「開いたビトロネクチンは、ビトロネクチン分子会合し多量体形成していると提唱したビトロネクチン結晶構造は、PAI-1に結合しているソマトメジンBドメインについて報告された。

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高次構造

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/15 08:06 UTC 版)

ヌクレオソーム」の記事における「高次構造」の解説

細胞核内で観察されるDNAパッケージングは、ヌクレオソームによるDNA組織化だけでは十分に説明することはできないさらなるクロマチン凝縮が必要であるが、未だ理解進んでいない。現在の理解では、リンカーDNA隔てられヌクレオソーム反復単位はひもでつながったビーズ(beads-on-a-string)と表現される10 nm繊維形成し、約5–10倍にパッキングされる。さらにヌクレオソームの鎖は30 nm繊維へと配置される。この構造では約50倍に圧縮され、その形成ヒストンH1存在依存している。 テトラヌクレオソーム(4ヌクレオソーム)の結晶構造解かれ、それをもとに30 nm繊維二条らせん(two-start helix構造提唱された。このモデル近年電子顕微鏡データとは相容れず、いまだに一定の論争がある。これ以上クロマチン構造についてはほとんど理解されていないが、古典的には、中心となるタンパク質足場沿って30 nm繊維ループ状に配置され転写活性のあるユークロマチン形成する考えられている。さらに圧縮されると、転写不活性ヘテロクロマチンとなる。

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