香悦【カエツ】(食用作物)
※登録写真はありません | 登録番号 | 第10964号 |
登録年月日 | 2003年 2月 20日 | |
農林水産植物の種類 | 稲 | |
登録品種の名称及びその読み | 香悦 よみ:カエツ | |
品種登録の有効期限 | 20 年 | |
育成者権の消滅日 | 2006年 2月 21日 | |
品種登録者の名称 | 石原宏 | |
品種登録者の住所 | 秋田県南秋田郡大潟村字東3丁目3番地の10 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 石原宏 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、育成者の農場(秋田県南秋田郡大潟村)において発見された「あきたこまち」の変異株から育成された固定品種であり、育成地(秋田県南秋田郡大潟村)における成熟期は極早生、稈長がやや短、脱粒性が難の水稲、粳種である。草型は中間、稈長はやや短、細太はやや細、剛柔はやや柔、止葉の直立の程度は中である。穂長は短、穂数はやや少、粒着密度はやや疎、穎色は黄白、ふ先色は黄白-黄である。芒の有無と多少は無、芒色は黄白-黄である。玄米の形及び大小は中、精玄米千粒重はやや小、玄米の見かけの品質は中の中、光沢はやや不良、腹白の多少は少である。水稲・陸稲の別は水稲、粳・糯の別は粳、出穂期及び成熟期は極早生、障害型耐冷性はやや弱、穂発芽性はやや易、耐倒伏性は弱、脱粒性は難、収量はやや少である。穂いもちほ場抵抗性はやや弱、葉いもちほ場抵抗性は強である。アミロース含量は中、蛋白質含量は高である。「あきたこまち」と比較して、玄米が大きいこと、成熟期が早いこと等で、「アキヒカリ」と比較して、粒着密度が疎であること、成熟期が早いこと等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、平成8年に育成者の農場(秋田県南秋田郡大潟村)において、「あきたこまち」の変異株発見し、以後、固定を図りながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。なお、出願時の名称は「おおがたこまち」であった。 |
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