開店へ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/11 16:18 UTC 版)
「キャンティ (イタリア料理店)」の記事における「開店へ」の解説
1960年4月、川添夫妻は六本木のはずれ、麻布飯倉片町8番地(現麻布台3丁目)にイタリアンレストラン「キャンティ」を開店した。発案者は妻の梶子で、「日本には本格的なイタリアンレストランがまだないから、自分達でつくってしまおう」という理由だった。 梶子は建築家村田豊の協力をえて店の内装をデザインし、シェフやコックたちに調理法を教えた。人気メニューのスパゲッティ・バジリコは生バジルが簡単に入手できないため自宅の庭で栽培し、日本人の口に合うよう大葉やパセリを混ぜて工夫した。裏メニューとして、金曜日のみ注文できるブイヤベースも好評だった。 のちに改築にともない地下1階から2階にも店を広げ、1階ではテイクアウトのデリ、ブティック「ベビードール」、2階はフランス料理、3階では会員制「キャンティシモ」の営業を開始した。
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