通信コンピューティング・センター
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/11/24 10:23 UTC 版)
「国防分析研究所」の記事における「通信コンピューティング・センター」の解説
1959年、IDAの通信研究部局である通信情報センター(Center for Communications and Computing)が、国家安全保障局が高度な暗号学上の問題を解決するのを援助する民間の研究機関として設立された。この研究機関の長は、コーネル大学の数学教授であるジョン・バークリー・ロッサー(1958–61)、シカゴ大学数学部長リチャード・ライブラー(1962–1977)、プリンストン大学数学者リー・ニューワース(1977-不明)が歴任してきた。 この機関は、現在、メリーランド州ブーイに所在するコンピューター科学センター(Center for Computing Sciences)およびニュージャージー州プリンストンおよびカリフォルニア州ラホヤ)に所在する2箇所の通信研究センターで構成されており、ネットワークのセキュリティ問題にも取り組んでいる。 広範な分野の中でも、特に高度な暗号化分析、高速コンピューター技術、先進アルゴリズムの開発およびその適用、暗号のアルゴリズムおよび数学上の基礎、通信保全を支援するコンピューター・ネットワーク技術、サイバー・セキュリティを支援するインフォメーション処理および膨大データセットの解析が特に重視されている。 プリンストンおよびラホヤの研究センターは暗号に関する数学を主たる研究対象として設立され、ブーイの科学センターはコンピューター・サイエンスを主たる研究対象として設立されたが、いずれも独自の分野に関する研究も行っている。ただし、それぞれの研究センターは緊密な連携を維持しており、重複した課題に取り組んでいる研究チームを共有している場合も多い。
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